女優の忽那汐里が、俳優の佐藤健と渡部篤郎が最悪で最高な親子バディ刑事を演じる4月期ドラマ『ビター・ブラッド』(フジテレビ系火曜21:00~21:54)に、初の刑事役で出演することが24日、明らかになった。

『ビター・ブラッド』に刑事役で出演する女優の忽那汐里

忽那汐里が演じるのは新人刑事・前田瞳役で、夏輝と明村が所属する銀座警察署刑事一課の鍵山班では唯一の女刑事。瞳は、"ある事件"で殉職した刑事だった父・修一を殺した、いまだ見つかっていない犯人を自分の手で見つけ出したいという思いを抱き、刑事の道を選んだ。柔道経験者の瞳を演じる忽那は、凶悪犯に立ち向かうシーンで本格アクションに挑戦する。

忽那は「実は"刑事ドラマ"はあまり見たことがないんです(笑)。原作は読ませていただきましたが、企画としては非現実的な事件は扱っておらず、刑事になった男子の日常生活を切り取っていく話でしたので、撮影が始まるのをとても楽しみにしていました」と、初の刑事役についてコメント。

アクションシーンも、「時代劇で殺陣を経験したのですが、今回は直接相手に触れるので全然違う感覚です。攻撃するだけではなく、"ここの関節は曲がらないから、ここを持つと抵抗されない"といったように人間の体を知り尽くさないといけなくて、とても奥が深いです(笑)。小学生のころ1、2年だけ空手を経験していましたが、現場ではアクション指導の先生にイチから教えてもらっています」と楽しんでいる様子。1話でさっそく、夏輝と共に犯人と格闘する場面がある。

連続ドラマでは5年ぶりの共演となる佐藤健については「今回の現場では前以上の熱意を感じました(笑)。佐藤さんの雰囲気はゆったりとフワッとしていて、一見ボーっとしているようにも見えるんですが(笑)、実は常に周りに気を配られているし、いろいろ見られてる方なんです」と語り、視聴者に向けて「原作ファンの方もそうでない方も両方とも楽しめる、いろいろな要素がつまった刑事ドラマです。事件性もありながら、一人一人のキャラクター性やあだ名もキャッチーでおもしろいと思います」とドラマの魅力を伝えた。

なお、鍵山班の刑事を演じるそのほかの俳優陣は、尾行の達人で"チェイサー"と呼ばれる刑事・稲木俊文役に吹越満、結婚願望の強い独身で"バチェラー"と呼ばれる刑事・古雅久志役には田中哲司、口臭が臭い強烈なキャラクターで"スカンク"と呼ばれる刑事・富樫薫役には皆川猿時、刑事ドラマおたくの情報通刑事・鷹野浩次役にはKEIJI(EXILE)が決定。そして、個性的な彼らをまとめる鍵山班班長・鍵山謙介役として高橋克実が登場する。