ソーシャルメディアの影響を「好ましいと思う」人は約77%

市場調査会社のカンター・ジャパンのグループ会社シーティアール社(CTR)はこのほど、中国のソーシャルメディア使用者12,221人を対象にその使い方について調査を実施、結果を公表した。

同調査は2013年12月20日~2014年1月1日、中国のソーシャルメディア使用者12,221人を対象に、インターネット調査にて実施した。

ソーシャルメディアの影響は「好ましい」が約8割に

まず、ソーシャルメディアを使う人がその影響をどのように捉えているかについて聞いたところ、好ましいと思う人が全体の約77%で、好ましいとは思わない人の7%を圧倒的に上回った。

また、ソーシャルメディアの影響を好ましいと回答した人に、どのような点が好ましいのかを複数回答可で聞くと、「気分を変えてくれる、現実のプレッシャーから解放してくれる」(67%)、「生活が効率よくなる、便利になる」(48%)という回答が多く見られた。

「ひまさえあればソーシャルメディアを使う」人は約3割に

次に、ソーシャルメディアを使う人がどの程度ソーシャルメディアに向き合っているのかについて調べたところ、「ひまさえあれば使う」が29%、「決まった時間(通勤時、昼休み、夕方など)に使う」が35%、「必要な時だけ使う」が29%、「使うことはまれ」が7%という結果となった。

ソーシャルメディア、「ひまさえあれば使う」が29%

使う目的で多いのは、「ニュース・情報を得ること」

「ソーシャルメディアを使う人がそれをどのような目的で使っているか」(複数回答可)については、「ニュース・情報を得る」(58%)、「日常生活や気持ちを共有する」(45%)、「自分にとって価値のある情報を得る」(44%)などの回答が多数を占めた。

ソーシャルメディアから「ニュース・情報を得る」が58%

同社ではこの調査結果から、中国のソーシャルメディア使用者には、それを使うことにより気分転換ができたり、現実のプレッシャーから解放されたりする点を評価している人が多い。一方、使う目的では、「ニュース・情報を得る」がもっとも多い回答となっており、彼らの実用的な面をかいま見ることができるとしている。

その他、詳細はカンター・ジャパンWebページで確認できる。