「視野を広げるために異文化体験を探している」、日本は22カ国中最下位に

市場調査会社のカンター・ジャパンはこのほど、各国の消費者が新しい経験や異文化体験にどの程度関心を持って行動しているかについての調査を実施、結果を公表した。

同社は、22か国の市場トレンドの把握と将来予測を行い、その情報・分析レポート「グローバル・モニター」を企業に提供している。同調査は2月から4月にかけ、同社グループに属するザ・フューチャーズ・カンパニー社が主にインターネット調査(日本含む・国により対面調査)にて、16歳以上の男女を対象に実施。対象者数は、22か国でn=22,000(調整を実施)。日本は992名となる。

異文化体験を求める姿勢、日本は22か国中最下位に

「私は、視野を広げるためにいつも異なる文化的体験や影響を探している」という質問に関して、「非常にそう思う」「ややそう思う」「どちらとも言えない」「ややそう思わない」「決してそうは思わない」の5つから該当する回答を各国の消費者に選択してもらった結果、「非常にそう思う」または「ややそう思う」と肯定的な回答をした人の割合を見ると、日本が32%で22か国中もっとも低くなった。一方、中国、タイ、インドネシア、インドなどのアジア諸国では、60%前後と高くなっている。

新しい経験に対する姿勢も消極的な傾向

次に、「私は、日常生活に刺激を与えてくれるような新たな経験や興奮を常に求めている」という質問についても、同様に5つの選択肢から自分に該当するものを回答してもった。「非常にそう思う」または「ややそう思う」と回答した人の割合で、日本が36%と22か国中もっとも低くなった。異文化体験や新しい経験に対する日本人の姿勢は、どちらかといえば消極的な様子がうかがえる。

「日常生活に刺激を与える新しい経験」を求める姿勢も消極的な傾向

2013年は、国や地域、それを支える関係者の積極的な活動により、東京への2020年オリンピック招致、富士山の世界遺産登録、和食の無形文化遺産登録などが実現した。また、今年は訪日外国人数が過去最高になると言われており、これらの要素は今後日本を訪問する人の増加に少なからず貢献すると考えられる。

同社は、2020年には多くの外国人が日本を訪れることが予想されるが、その頃には異文化体験に積極的な日本人が増えている状況を期待し、2013年を締めくくりたいとしている。