JR横浜線のE233系が16日、営業運転を開始した。東神奈川駅にて行われる予定だった出発セレモニーについては、14~15日に発生した大雪の影響で中止とされた。
E233系は、2006年の中央線快速を皮切りに、京浜東北・根岸線、常磐緩行線、京葉線、東海道線、高崎線、埼京線などで導入が進む通勤・近郊形電車。横浜線のE233系は黄緑・緑のラインカラーに加え、車体前面・側面の「YOKOHAMA LINE」のロゴと先頭車側面の「駅スタンプ」デザインが特徴となる。
東神奈川駅では、出発セレモニーが中止となったにもかかわらず、ホームに多数の鉄道ファンが集まった。同駅の留置線にはE233系H001編成が留置されており、当初の予定通り、10時11分発の橋本行電車に使用されることに。東神奈川駅を発車して橋本駅まで走行した後、折返しの桜木町行となり、京浜東北・根岸線にも乗り入れた。これとは別にH016編成も営業運転に就いており、各編成でデザインの異なるヘッドマークを掲げていた。
前日までの雪が残る中、横浜線を走るE233系をひと目見ようと、沿線にも多くの鉄道ファンが。一般の利用者も車内や車体側面のロゴを写真に収めるなど、新型車両への関心の高さがうかがえた。なお、横浜線ではE233系導入にともない、「AKB48チーム神奈川×JR横浜線 新型車両導入キャンペーン」を展開中。宣伝担当を務めるAKB48の川栄李奈さん、大島涼花さん、岡田奈々さんをデザインした記念乗車券も発売された。
横浜線では今後もE233系を順次導入し、今年夏までに全28編成を置き換える予定。E233系に関しては、2014年度から南武線への投入(6両編成を35編成新造)も決まっている。