国宝「誕生釈迦仏立像・灌仏盤」 奈良時代 東大寺所蔵 画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木 香輔)

あべのハルカス美術館は3月22日~5月18日、あべのハルカス美術館 開館記念特別展「東大寺」を開催する。

国宝4件、重要文化財20件含む東大寺の宝物を紹介

「あべのハルカス美術館」はこの春、高さ300メートル、日本一の超高層複合ビル「あべのハルカス」の16階にオープン。様々な施設や機能を集積していることを生かし、誰もが気軽に芸術・文化を楽しめる都市型美術館を目指すという。同展は、同館の開館を記念し、国宝、重要文化財を含む東大寺の宝物を公開する特別展となる。

東大寺は、創建以来1250年以上にわたって、日本の文化、信仰、美術史上において大変重要な位置を占め、親しまれてきた。同展では、国宝「誕生釈迦仏立像」をはじめ、創建当初の姿を伝える宝物、学問の寺としての伝統の絵巻や古文書、数度にわたる被災からの再興の歴史を物語る宝物など、国宝4件、重要文化財20件を含む約70件を精選して展示。いつの時代も朝廷・幕府から民衆まであらゆる人々とともにあった東大寺の姿を紹介する(会期中展示替えあり)。

重要文化財「四聖御影(永和本)」 南北朝時代 東大寺所蔵 画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司) ※展示替えあり

国宝「重源上人坐像」鎌倉時代 東大寺所蔵 画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木 香輔)

会期は、3月22日~5月18日。開館時間は、火~金 10時~20時、 土・日・祝 10時~18時(入館は閉館30分前まで)。休館日は、月曜日(ただし、3月24日、4月28日、5月5日は開館・10時~18時)。会場は、あべのハルカス美術館(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階)。入館料は、当日一般1,300円 、大学・高校生900円、中学・小学生500円。その他、詳細は同展Webページを参照のこと。