99%が泣きを見る? 『アベノミクスで貧乏くじを引かないたった一つの方法』

マガジンハウスはこのほど、書籍『99%の国民が泣きを見るアベノミクスで貧乏くじを引かないたった一つの方法』を発売した。著者はジパング経営戦略本部シニアアナリストの増田悦佐氏。価格は1,575円。

アベノミクスが推し進める「インフレ」は、果たして一般庶民に恩恵はおよぶのか、一握りの恵まれた層が儲かるだけではないのか、という疑問を提示。同書は「インフレで物価は上がっても給料は上がらない。消費税増税、円安、TPP参加で、暮らしはますます苦しくなる。オリンピック景気だってほんの一時的なもの」など、アベノミクスを様々な視点から批判。デフレを克服することで日本経済が安定するといわれる経済戦略の嘘、本当を徹底検証するとしている。

主な内容は、「第1章 アベノミクスで儲かる大企業、生活が苦しくなる庶民」、「第2章 円安・輸入インフレの進行で生活は苦しくなる」、「第3章 歴史で検証するデフレ、インフレのメリット、デメリット」、「第4章 インフレで潤うアメリカ、デフレで幸せな日本」など。

著者の増田悦佐氏は1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て帰国、HSBC証券、JPモルガンなどの外資系証券会社で建設・住宅・不動産担当アナリストを経て、現在ジパング経営戦略本部シニアアナリストを務める。