東京電力は23日、同社が所有する東京電力病院(東京都・新宿区)を、不動産大手の東京建物に100億円で売却する契約を締結したと発表した。売却(引渡し)予定日は3月31日。

東京電力は現在、経営合理化に取り組んでおり、東京電力病院についても競争入力による売却手続きを進めていた。今後は引渡しに向けた手続を進めていくという。

東京電力病院は1979年竣工。地上7階、地下2階の鉄骨鉄筋コンクリート造りで、敷地面積は5,609平方メートル、延床面積は1万6,180平方メートル。診療科目は、内科、神経科、外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の9科、病床数は113床。

東京電力は、15日に認定された新・総合特別事業計画に沿って、経営合理化とコストダウンに取り組んでいくとしている。