左から山本美月(煉獄役)、中村獅童(ジェド役)、天野ひろゆき(修羅役)

12月27日に公開されるアニメーション映画『劇場版 HUNTER×HUNTER-The LAST MISSION-』のゲスト声優として、俳優の中村獅童、お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆき、女優の山本美月の3人が出演することが15日、明らかになった。

今年1月には初のアニメーション映画であり、劇場版第1弾『劇場版HUNTER×HUNTER~緋色の幻影(ファントム・ルージュ)~』が公開され、興行収入12.1億円という大ヒットを記録。その第2弾となる本作は、主人公のゴン・フリークスやその仲間キルア・ゾルディックたちが所属する「ハンター協会」の闇の歴史と、全ハンターを巻き込む大事件、そしてハンターたちが操る特殊能力「念」を駆使した壮絶なバトルが描かれる。公開中のビジュアルには、ハンター協会会長にして最強の念の使い手・ネテロが描かれており、物語に大きく関わってくるという。ネテロは、すでにキメラ=アント編で死亡しているため、物語にどのような形で関わるのかも見どころとなる。

歌舞伎のみならず幅広いジャンルで活躍し、声優経験もある中村は、ハンター協会会長・ネテロと因縁を持つ伝説の元ハンター・ジェドを演じる。中村は「『HUNTER×HUNTER』は原作のファンが大勢いるのでプレッシャーを感じます」と心境を明かしつつも、「でも、本業の声優さんじゃないからこそ思いっきりやりたいと思います。ジェドはズバリ悪役です。劇場版のオリジナルキャラではあるけれど、『H×H』の中で一番好きなキャラクターになりました。ジェド、大好きです。天野くんは相変わらず良い声だし、美月ちゃんの声も楽しみですね」と他のキャストにも期待を寄せている。

アフレコ時の様子

昔から『HUNTER×HUNTER』が大好きだったという天野は「獅童さんと美月ちゃんが僕の"声"ばかりほめるんです(笑)。今までは『好きだから参加しちゃうのってどうかな』と思っていたけど、今回参加できてよかったです!」と喜びをあらわに。自身が演じるキャラクター・修羅については、「スラっとしてかっこいいクールなキャラなんですけど、(自分と)一個も共通点がない(笑)。なので、僕が演じてるとは思わず、声のみに集中してもらいたいですね。ギャップに悩みながらも"やせた人"風な声を出しましたから(笑)」と解説。ちなみに、『HUNTER×HUNTER』で一番好きなキャラクターは幻影旅団のウボォー(ウボォーギン)だという。

強さと儚さを兼ね備えた「影」唯一の女性戦士・煉獄を演じる山本は、声優初挑戦。作品の大ファンであり、兼ねてから出演を熱望していたといい「今回出演できるって聞いてすごくうれしかった! 豪華な声優のみなさんの中に私の名前があって、本当にありがとうという気持ちです。私が演じる煉獄は、儚さもありながら強さもある。『H×H』の世界の中では、あまり強い女性キャラクターが出てこないので『煉獄、頑張ってね』という気持ちをこめました」と思い入れたっぷり。アフレコ時の様子を「初めてのアフレコで凄く緊張したし、マイクの位置のことや絵に声を乗せることなど驚くことが多かったです」と振り返った。また、山本は一番好きなキャラクターについて「『H×H』の中で一番好きなキャラはクラピカ! 本当に大好きです!」と語っている。

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