7月22日~23日にかけて病院で一夜を過ごしているというウィリアム王子(左)とキャサリン妃 (C)BANG Media International

英ウィリアム王子の妻キャサリン妃が22日、ロンドン市内のセント・メアリー病院で男児を出産し、世界中から祝福のメッセージが寄せられているが、ふたりはピザを食べて出産祝いをしたという。

将来のイギリス国王となる男児の誕生に大喜びをしているふたりは、22日の早朝6時頃から午後16時24分の出産に至るまで約11時間の陣痛に耐えたキャサリン妃、それを隣で支えたウィリアム王子と、寝ずにその瞬間を待ちわびており、その晩はとても空腹になってしまったらしい。それを受けて、ロイヤルベビー誕生の公式発表の10分ほど前、午後20時45分頃に、2人の護衛官たちがロンドン・パディントン地区にあるセント・メアリー病院内の裏口から2枚のピザを運ぶ姿が目撃されている。

炭水化物たっぷりのピザは、お産で体力を消耗し、お腹のすいたキャサリン妃にぴったりの軽食だったようだ。もしキャサリン妃が出産後すぐに食事を摂らなかった場合、糖質および脂質の代謝障害により、吐き気や頭痛を引き起こしてしまうケトン症と呼ばれる症状に陥ってしまう危険性もあったと言われている。

キャサリン妃は赤ちゃん、そして父親になったウィリアム王子と一緒に家族水入らずで、22日~23日にかけて病院で一夜を過ごしている。セント・メアリー病院とバッキンガム宮殿前では、英王室ファンが大挙して訪れ、王位継承順位が3番目となる未来のキング誕生をお祝いをするためストリート・パーティーも行われている。

  男の子の誕生で世界中から祝福の言葉が届く中、ウィリアム王子は22日の午後、出産を耐えたキャサリン妃と共に「これまでにない最高の幸せ」を感じていると短いメッセージを残している。

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