俳優の市原隼人が、6月23日にフジテレビ系で放送される番組『ニッポンを釣りたい!』(16:05~17:20)で、体長3.4m、重量174kgの巨大カジキを釣り上げたことが、明らかになった。

体長3.4m、重量174kgの巨大カジキを釣り上げた市原隼人

同番組は、毎年各地の海を訪れ、そこに暮らす人々との出会いや触れ合いを描いた番組で、シリーズ第19弾を迎えた。今回のテーマは、釣りの原点「うまい魚を食べに行こう!」。3話のオムニバス形式で放送され、「沖縄・座間味島 編」では市原隼人が超大物カジキ釣りに挑戦し、「静岡・駿河湾 編」ではいとうあさこと福田彩乃が船釣りで美味高級魚を狙い、「徳島・祖谷渓 編」では宇梶剛士と田中要次がアマゴを狙う渓流釣りに挑む。

市原が訪れたのは、沖縄の離島・座間味島。滞在期間はわずか5日間。市原が本格的な釣りに挑戦するのは今回が初めてで、疑似餌を生きた魚に見せるために常に船を走らせ続ける「トローリング」という漁法が採用された。船長に釣りざおや潮流のことを質問するなど、積極的に臨んだ市原。3日目までの釣果は1m前後のシイラぐらいで、カジキはヒットせず。そして4日目。「なんとしても今日釣りたい!」という思いから、いつもより早い7:00に出船し、ひたすら当たりが来るのを待った。

そして、昼過ぎ。リールが「ギィーーーーー!」とけたたましい音を立てると、船上は「ヒット! ヒット!」と沸く。そして、はるか先に飛び跳ねる魚の姿に「カジキだ!」と活気づくと同時に、船上の全員に緊張が走った。「でかいよ! でかいよ!」「頑張れ!」と声が上がる中、市原は必死に竿を引き、リールを巻き続け、45分の格闘の末、見事に釣り上げた。想像を絶するサイズに、市原は船長やスタッフと抱き合い、「言葉が出てこない…」と涙した。174kg超えのカジキが揚がったのは、座間味島では実に5年ぶりのこと。島周辺のトローリングで釣れるカジキの平均サイズは80kg前後であるため、まさに桁外れのカジキを釣り上げたことになる。高見剛史プロデューサーも、「番組史上すべての記録を塗り替えた超大物です」と快挙をたたえている。

市原は「島に来た時は、『これまで経験をしたことがない経験をしたい』『ただ大きいカジキを釣りたいだけ』と思っていましたが、船長やスタッフと毎日一緒に海に出て、みんながそれぞれの役割で頑張っている姿を見て、そんな事どうでもよくなりました」と振り返り、「ただみんなと喜びたい、笑顔にしたいとずっと思っていました。そして、ついにみんなで釣りあげました。僕ひとりじゃ何もできなかった。本当に感謝の気持ちをみんなに何度伝えても足りないくらいです」と感謝。そして、釣り上げたカジキを見て、「でも、ほんとにデカイですね」と最高の笑顔を見せていた。