オウチーノが運営する賃貸サイト「キャリルーノ」は15日、「東急東横線・東京メトロ副都心線直通運転開始に関する意識調査」の結果を公表した。

東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転はいよいよ明日から

東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転は16日よりスタート。埼玉県の東武東上線および西武池袋線・西武有楽町線から、池袋・新宿・渋谷を経て横浜まで結ばれる。「キャリルーノ」による今回の調査では、東京都・神奈川県・埼玉県在住の20~49歳男女667名がアンケート対象者となった。

「直通運転に対して賛成ですか? 反対ですか?」の質問に、46.5%が「賛成」と回答。「反対」は5.2%、「どちらでもない」は48.3%だった。「直通運転によって日常生活に影響はありますか?」との質問に、「かなりある」「まあまあある」が計24.8%。これらの人々の直通運転への賛成・反対の内訳を見ると、「賛成」68.5%、「反対」11.5%、「どちらでもない」20.0%で、約7割が賛成派だった。

「直通運転によって良い影響を受けると思う沿線の主要駅は?」の質問で、最も多かったのが「渋谷駅」で39.2%。続いて、「みなとみらい駅、元町・中華街駅」34.5%、「池袋駅」30.7%、「横浜駅」30.4%、「新宿三丁目駅」20.1%となった。渋谷駅を選んだ理由として、「混雑が緩和されるから」の意見が最も多かったという。これについて、「直通運転によって、東横線から副都心線への乗換えがなくなること、また東横線から山手線への乗換えが少なくなることも期待しているようです」(キャリルーノ)と説明している。

ただし、渋谷駅に関しては、「直通運転によって悪い影響を受けると思う沿線の主要駅は?」の質問でも63.2%で「ダントツ1位」となり、「混雑度が増すから」「乗換えが不便になるから」などの意見が多かった。東急東横線からの乗換えが不要となる路線がある一方、東横線から東京メトロ銀座線への乗換えが不便になる影響で、東京メトロ半蔵門線への乗換えの混雑度が増すとも予想されている。今回の調査でも意見が分かれる結果となった。