AKB48の姉妹ユニット・SKE48の小木曽汐莉ら9名のメンバーが、今春をもってSKE48を卒業することが15日、SKE48劇場にて行われたチームKII「ラムネの飲み方」公演後に発表された。

今春、SKE48を卒業するメンバー(下段左から桑原みずき、小木曽汐莉、矢神久美、平松可奈子、高田志織、上段左から原望奈美、小林絵未梨、赤枝里々奈、上野圭澄)

公演後、卒業生による楽曲「それを青春と呼ぶ日」のミュージックビデオが上映された後、卒業メンバー9名(桑原みずき、高田志織、平松可奈子、矢神久美、赤枝里々奈、小木曽汐莉、上野圭澄、原望奈美、小林絵未梨)が登壇。涙で声を詰まらせるメンバーもいたが、それぞれ自分の言葉で卒業に至る経緯や決意、そして感謝の気持ちを伝えた。

結成から4年を迎えた2012年。日本ガイシホールでのコンサートや専用劇場のオープン、そしてNHK紅白歌合戦の単独出演などSKE48にとって躍進の年となった。グループとしての夢が叶っていく中、運営側は個人としての将来について悩んでいたメンバーと話し合いを重ねていたのだという。

そして、9名のメンバーは「卒業」という結論にたどり着いた。いずれも前向きで希望に満ちていたこと、また、卒業希望時期が重なったため、この9名のメンバーで「旅立ち卒業組」という最初で最後のユニットを組み、30日発売の11thシングル「チョコの奴隷」のカップリング曲として「それを青春と呼ぶ日」を収録することが決まった。同曲は秋元康氏が作詞を行う。

なお、昨年11月に卒業を発表していた矢神久美は時期が未定となっていたため、今回合わせての発表となった。卒業式、卒業公演なども今春開催予定で、詳細については後日発表される。

(C)AKS

SKE48 卒業メンバーのコメント(チームごと五十音順)

桑原みずき(チームS / 第1期生)
いつかは夢を叶えるためにここを出ようと、1期生としてSKE48と共に走り続けてきました。そして、胸を張って、自信を持って飛び立てるという時期が「今」でした。この約5年間で味わったいい経験も辛い経験も、さらなるステップアップの糧にします。今までありがとうございました。楽しかったです!
高田志織(チームS / 第1期生)
SKE48では、数えきれないくらい貴重な経験をさせてもらいました。いくつになっても全部絶対に忘れる事の出来ない事ばかりです。SKE48に入って、自分も知らなかった新しい自分に出会う事ができました。私は、これから叶えたい夢に向かって、本気でぶつかっていきます。そして、残りのSKE48メンバーでいられる時間、1期生として最後まで全力で活動します。皆さん、応援して下さると嬉しいです。
平松可奈子(チームS / 第1期生)
1期生として研究生からスタートして、昇格や選抜、怪我など嬉しい事や悲しい事悔しい事…たくさんの経験をさせてもらいました。骨折をして5年目を迎えて自分の将来について考えたときに卒業しようと決意しました。アイドルとしての夢は終わりますが、平松可奈子としての夢はまだまだ続きます! たくさんの愛情をありがとうございました。残りわずかですが、今度は私から皆さんにたくさんのありがとうを届けたいです! 最後まで応援よろしくおねがいします。
矢神久美(チームS / 第1期生)
あらためまして私、矢神久美は11月1日にも発表をしましたがSKE48を卒業することをお知らせします。私は芸能活動の他にもいろんな世界を見てみたい、経験したいと思い卒業を決めました。自分がもっと成長できるように、大人になれるように自分を磨くために決意したことです。今までの経験も生かし、けっして今まで経験したことは無駄にしないようにこれからも頑張っていきたいと思います。
赤枝里々奈(チームKII / 第2期生)
中学1年生で入った私ももうすぐ高校2年生です。最近、自分の将来についてよく考えるようになりました。たくさん考えて卒業としようと決めました。4年間、辛かった事、楽しかった事、嬉しかった事、たくさんありました! 悔いはありません! 残りの時間で皆さんにたくさんの笑顔をお届けしたいです! 最後まで応援よろしくお願いします!
小木曽汐莉(チームKII / 第3期生)
20歳という大きな節目に立った今、もっともっと視野を広げたいと思い卒業を決意しました。SKE48として過ごした時間は今思えばあっという間でしたがとても濃く、そしてその中にたくさんの大切な出会いがありました。今まで私を支えつづけてくださった方々へ感謝の気持ちを込め、卒業までのSKE48として過ごす時間を大切に、そして楽しんでいけたらと思います。
上野圭澄(チームE / 第3期生)
中学3年生のときに第3期生としてSKE48の一員になり、気付けば高校3年生。進学したいという気持ちをずっと持っていました。私は学業に専念することを決めました。SKE48に入ってたくさん学ぶことがありました。得るものもあれば失うものもある。ダンスが苦手で感情表現も苦手、そんな私を支えて下さった皆さん、本当にありがとうございます!
原望奈美(チームE / 第4期生)
4期生としてスタートした14歳の私は、今17歳へと成長して、チーム昇格や選抜、舞台など年を重ねながら数えきれない程の経験をさせてもらいました。だからこの沢山の経験を次へ繋げるために、今自分の持つ大きな夢を叶えるために、私はSKE48を卒業することに決めました。ここで過ごした時間、みなさんとの思い出、大好きなメンバーのこと、そして私を成長させてくれたSKE48のことはずっと忘れません。残りの時間も最後まで原望奈美への応援をよろしくお願いします。
小林絵未梨(研究生 / 第4期生)
去年の2月に父親の死と向き合ってから、自分の将来についていろいろと考えて卒業を決めました。今までSKE48のメンバーとして活動してきて楽しいこと、うれしいことがたくさんあった分、苦しくてつらいこともたくさんありました。それも全部含めてSKE48の一員としていられたことは私にとって一生の誇りです。SKE48で学んだことをこれからの人生に生かしていこうと思います。みなさんと過ごせる卒業するまでの間、最後まで応援よろしくお願いします。