俳優の阿部寛が5日、横浜市内で開催された映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(1月26日公開)の上映会とトークイベント「30歳の成人式 in 横浜」に出席した。

横浜市内で開催された映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』のイベントに出席した阿部寛

横浜で初めて開催された「30歳の成人式 in 横浜」は、30歳を今の時代の"本当の成人"と捉え、その30歳の成人式をそれぞれが生まれ育った地元で開催するというイベント。横浜出身の阿部は、イベントに招かれた30歳の若者200人に向けエールを送り、ラストは「30」の人文字を作って祝福した。

25歳で上京するまで横浜に住んでいたという阿部。そんな故郷を「自然が沢山あるけれど、東京にも近く、可能性が沢山ある街です」と紹介し、「30歳の成人式は初めて知りましたが、30歳というのは真の意味での成人だと思います」とこの日のイベントをたたえた。阿部は、自身の20代を「20代の頃はまだ地に足が着いておらず、子供だったということです。20歳の成人式で撮った写真をノンノボーイフレンドのオーディションに送ったら受かってしまいモデルの道に入りました。そこから成功と失敗を重ねて、27・8歳位でやっと"何とかきちんとやらないと"と模索し、方向を決められました」と振り返ると、「20代の頃は我慢を学ぶ時だと思います。10代から20代、30代と倍速で早くなっていきます。30代から華が開くと思いますので、できることにどんどんチャレンジしてほしいです」とエールを送った。

この日は、トークイベントのほか映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の上映会も行われた。阿部は"30歳"にちなんで、「(もし自分が)30歳だったら、野波麻帆さんが演じた湊が好みですかね。愛を求める姿が素敵です」と語ると、「今の僕だったら大竹さん演じた早千子ですかね。大竹さんとは去年初めてご一緒して、いつの間にか寄り添ってくれる、人に対する優しさを持った方だと思いました」と歳を重ねるごとに好みも変化することを告白。また、行定勲監督作に出演したことを「とても感動しました」と喜びつつ、「映画の世界は繊細な世界なのですが、僕の意見を尊重しながらも上手に操ってくださいました。おかげで新しい役を作り上げることができました」とアピールした。

原作は、大人の男女の恋愛を描き続ける小説家・井上荒野の同名小説。艶(つや)という女性と駆け落ちした松生春二(阿部寛)は、奔放な妻の不貞に悩まされ続けてきた。その艶がある日、病に冒され昏睡状態に。献身的に愛してきた松生は、艶が過去に関係を持った男たちに、彼女の死期が近いことを伝えようと思いつく。小泉今日子、真木よう子、野波麻帆、風吹ジュン、忽那汐里、大竹しのぶの豪華女優陣のほか、岸谷五朗、奥田瑛二、渡辺いっけいといった個性派俳優が出演し、主題歌をクレイジーケンバンドが務めることでも話題になった。