ウォーリー・フィスター監督のデビュー作『トランセンデンス』への出演交渉が報じられたジョニー・デップ (C)BANG Media International

ジョニー・デップが、ウォーリー・フィスターの監督デビュー作であるSFスリラー『トランセンデンス』で出演交渉中であることが報じられている。

本作は『インセプション』でアカデミー賞撮影賞に輝いたウォーリーの監督デビュー作で、今年初めにはクリストファー・ノーランが、妻のエマ・トーマスと共に製作総指揮を務めると伝えられたが、今回タイトルと共に、ジョニーが主演する可能性が明らかとなった。

2000年の『メメント』、『バットマン』3部作、そして『プレステージ』など過去7作品にわたってノーラン組の常連撮影監督として活躍してきたウォーリー。彼が監督デビューを果たす本作は、悪を企む知能を持ったコンピューターに惹きつけられ、深みにはまっていく男の顛末を描いた作品だという。ウォーリーは「とてもワクワクしている。ジョニーと一緒に仕事ができるかもしれないなんて非常に幸運なこと。ジョニーはクリエイティブで知的なアーティストだから、きっと『トランセンデンス』でもキャラクターや物語全体に深みをもたらしてくれるはず」とジョニーへの期待感を語っている。

また、本作の資金調達を担当するアルコン・エンターテイメント社のブロデリック・ジョンソンとアンドリュー・A・コソーヴの両CEOも「ジョニー・デップは、最もカリスマ性と才能に溢れた俳優の1人ですから、そんなジョニーが我々の企画に関心を持ってくれてとてもうれしいです」と続けている。

出演の期待がかかるジョニーだが、ジャック・パグレンが仕上げる脚本の最終稿を見るまでは契約を保留する見込みだという。さらにエンパイア誌によれば、現在ウォーリーは、他の出演者としてノオミ・ラパスやトビー・マグワイア、クリストフ・ヴァルツ、ジェームズ・マカヴォイなどの起用を検討しているらしい。ワーナー・ブラザース製作の本作は、来年にもクランクインの予定だ。

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