先日には、今夏開催されるロンドンオリンピックのオープニングに登場することも明らかとなったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ) (C)BANG Media International

今冬に公開される映画『007』シリーズの最新作『007 スカイフォール』では、ジェームズ・ボンドがトレードマークのウォッカ・マティーニでなく、ビールを注文するという。

アドエイジ誌によると、ハイネケンUSAが同社のビールの使用を許可したため、現在ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグは、劇中でいつものお気に入りカクテルではなく、ハイネケンを注文するらしい。さらにダニエルは、『007 スカイフォール』でメガホンをとるサム・メンデス監督がコンサルタントを務め、広告会社ワイデン&ケネディ・アムステルダムが制作するハイネケンのテレビCMにも出演し、同CMは世界中で放映される予定だ。ダニエルはこのほか、ハイネケンの特別パックにもスパイの姿で登場。ハイネケンUSAのマーケティング主任はアドエイジ誌に対して「(ジェームズ・ボンドは)弊社にぴったりです。男の中の男の象徴ですから」と起用理由を説明した。

ウォッカ・マティーニは『007』の劇中で定着しており、劇中ボンドが「ウォッカ・マティーニを。ステアせずにシェイクで」と注文するシーンは非常に有名だ。この表現は、イアン・フレミング原作の中では1956年の『007 ダイヤモンドは永遠に』で初めて登場するが、ボンドが実際その言葉を発したのは、1958年作『007 ドクター・ノオ』が初めて。そして映画版では、1964年作『007 ゴールドフィンガー』でショーン・コネリー演じるボンドが初めて口にしている。

一方で、ダニエルは『007 カジノ・ロワイヤル』でポーカーに参加しながらこのウォッカ・マティーニの飲み方をバーテンに伝授しており「ゴードン3にウォッカ1、キナ・リレを1/2で。氷を入れてシェイクし、レモンピールを添えてくれ」と注文するシーンがある。

悪役にハビエル・バルデム、 MI6 部長のM役にジュディ・デンチ、スパイのイブ役にナオミ・ハリスらを迎えた『007/スカイフォール』は、日本で今年12月1日公開される予定だ。

(BANG Media International)

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