石原さとみがオンワード樫山の主力ファッションブランド「組曲」のイメージキャラクターに起用され3日、都内で開かれた新CM発表会に出席した。石原がファッション広告に出演するのは初めてのこと。

オンワード樫山・ファッションブランド「組曲」の7代目イメージキャラクターに起用された石原さとみ

"進化する定番"をコンセプトに1992年秋にデビューした「組曲」。これまで今井美樹、中谷美紀、伊東美咲、藤澤恵麻、柴咲コウ、長澤まさみといった実力派女優がイメージキャラクターを務めてきた。ブランド創設20周年を迎えた今年、「清楚」、「清潔」、「透明」というブランドイメージに今最も近い人物として、石原さとみは起用された。

CM中の衣装で登場した石原は、「組曲のイメージキャラクターを務めることができてすごくうれしいです」とあいさつ。ファッション広告初出演の石原は「ファッションブランドのイメージキャラクターを務めることに憧れていたので、その上、組曲と聞いて本当にうれしくて」と感無量の様子で、「マネージャーさんと一緒にハイタッチしました」と起用が決まった瞬間を笑顔で振り返った。

この日、CMのアートディレクターを務めた森本千絵も出席し、彼女を交えたトークセッションも行われた。完成したCMを見た石原は「当時の今井美樹さんの作品が頭の片隅に残っているように、今の小中高生がわたしのCMを見ていつか思い出してくれればいいなって…」と自分の幼少期と重ね合わせ、「想像するとなんだか泣けてくるんですけど、そうなるとうれしいです」とCMの世界観に引き込まれているようだった。

今回のCMは、さまざまなシチュエーションで感情を表現する石原の演技も見もの。時計台の上に立つシーンは、スタッフもおびえるほどの高さだったが当の本人は「高いところは大好きなので平気でした」とあっけらかん。現場にいわせた森本も「この身体能力の高さと勇気はただ者じゃないと思いました」とあっけにとられるほど、石原は独特の存在感を放っていた。