ロンドンオリンピックの公式ソング「Survival」も手がけているミュース。写真はマット・ベラミー (C)BANG Media International

英ロックバンドのミューズのフロントマン、マット・ベラミーがニュー・アルバムの中に自身の赤ちゃんの鼓動の音を録音し、本作のソングライティングについて語っている。

マットの婚約者である女優ケイト・ハドソンは、昨年6月にビンガム君を出産。今回マットは、ここ日本でも9月19日に発売されるニュー・アルバム『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』の中で、息子へのトリビュートとしてシングル「フォロー・ミー」のイントロにビンガム君の鼓動音を録音したという。

世界の終焉を恐れるあまり食料をストックしていたことで有名なマットだが、父親になりさらに将来への不安が増したとNME誌に明かした。「父親になったことで自分のソングライティングにより集中するようになったんだ。自分の関心や恐怖や心配事に影響しているとは思わないけど。もし影響があるとしたら、将来への不安が増えたってことかな」

またマットは、同じく新作アルバムからのシングル曲である「マッドネス」はケイトと喧嘩し、ケイトの実家であるゴールディ・ホーンの家に謝りに行ったことにインスパイアされた曲だと語っている。「ガールフレンドと喧嘩して彼女が実家に帰って1人になったとき、『俺、何か悪いこと言ったかな?』って考えてるっていう状況さ。これって恋人関係になりたての時に、多くの男が経験することだろ。『本当に彼女でいいのかな?』って自問自答する感じだよ」

さらにミューズのドラマー、ドミニク・ハワードは、マットがパパラッチをまだ殴っていないことに驚いていると明かした。マットが有名人ケイトのパートナーであるために注目を集めることを嫌っているからだ。「まだマットがゴルフクラブでカメラマンのカメラを叩き割っていないってことに驚いてるよ。あるとき、実際にマットはゴルフクラブを持ち歩き始めたからね。裁判沙汰になるようなことにまだ至っていないことは本当に驚きさ」

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