6月27日にリリースされたプリンセス プリンセスのベストアルバム『THE REBIRTH BEST~再会~』のジャケット (C)BANG Media International

東日本大震災復興支援のため、今年16年ぶりに年内限定で再結成したガールズバンド・プリンセス プリンセスのベストアルバム『THE REBIRTH BEST~再会~』(6月27日発売)が、発売初週で2.7万枚を売り上げ、7月9日付オリコン週間アルバムランキング(集計期間6月25日~7月1日)で初登場5位を獲得した

シングル、アルバムを通じてのTOP10入りは、同バンドの解散(1996年5月)直前の1996年3月4日付、アルバム『The Greatest Princess』(1996年作)が10位を記録して以来16年4カ月ぶり。アルバムTOP10インターバル記録では山口百恵の22年6カ月、故・本田美奈子の18年5カ月に次いで女性アーティスト史上3番目、女性グループでは史上最長の記録であり、さらにこれまで女性グループで歴代1位だった、SPEEDの5年8カ月を10年8カ月も更新することになった。

本作には、「世界でいちばん熱い夏」「M」「Diamonds」など、ニューミックス、リマスタリングした33曲を2枚組で収録。初回限定盤に付属するDVDには16年ぶりの再会の場となった今年3月の幕張メッセ「ALLTHAT LOVE」のライブ映像や再会までのショートドキュメント映像が収録されている。

プリンセス プリンセスのボーカル/ギターを担当する岸谷香は、「今回のオリコンランキングは、次に繋げる大きな責任とプレッシャーもないし、次はもっと! という欲もない。こんなにゆるりとオリコンランキングを受け止めたのは、正直初めてかも。とってもうれしいです。心から" ありがとう" です」と純粋な喜びを語っている。

また、7月9日付のオリコン週間アルバムランキングの1位を獲得したアルバムは、安室奈美恵9枚目のオリジナルアルバム『Uncontrolled』(6月27日)。ベスト盤を含めアルバム首位は、『PLAY』(2007年作)以来5作連続で、通算10作目。『DANCE TRACKS VOL.1』(1995年作)など計3作で獲得の90年代、『GENIUS 2000』(2000年作)など計3作で獲得の00年代に続く3年代連続でのオリジナルアルバムの首位は、女性アーティストでは、松任谷由実(70~90年代)、中島みゆき(70~90年代)、竹内まりや(80~00年代)、マドンナ(80~00年代)、浜崎あゆみ(90~10年代)に次いで史上6組目で、グループ出身女性アーティストとしては史上初の快挙となった。