メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「終末期医療に使用する鎮静薬」に関する調査を実施。最も多かったのは「ミダゾラム」で、全体の43%を占めた。調査期間は4月25日~5月1日。有効回答数は1,753件(複数回答)。

鎮静に用いる薬剤は、施設や経験によりさまざま

「終末期医療において、どの鎮静薬を選んでいますか?」という問いに対して、最も多かったのは「ミダゾラム(商品名:ドルミカムなど)」で、全体の43%を占めた。続く「塩酸モルヒネ」は34%、「ハロペリドール(商品名:セレネースなど)」33%、「ジアゼパム(商品名:セルシンなど)」21%という結果に。それ以外の選択肢はいずれも10%以下となった。

また、使う薬剤の理由については、「いろいろな薬剤を症状に合わせて組み合わせている」「個々の症例に応じた対応をしている」「使い慣れた薬剤を使用する」「呼吸抑制の少ないものを使用する」といったコメントがみられる。鎮静に用いる薬剤は、施設や経験によりさまざまだということがわかった。

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