TOTOは、2002年より「住宅設備と生活意識に関する実態調査」を続けているが、このほど2011年8月9日~18日まで実施した同調査の内容をまとめた「データ集REAL VOICE 2012」を4月16日に発行した。調査では、築10年を超えると半数が「リフォームしたい」意向があることが明らかとなった。

調査は全国の20歳~69歳の男女を対象に、2011年8月9日~18日まで実施。郵送による調査で、1924の有効回答が寄せられた。調査によると、築20年を超えた持ち家では、7割がリフォームを経験しているという結果に。今後のリフォーム意向は、戸建て・マンションとも違いは見られず、築10年を超えたあたりから半数近くが「リフォームをしたい」と考えていることがわかった。築年数が経過すると、部分的ではなく、空間全体をリフォームする傾向も高くなり、築30年以上の戸建てでは、「耐震性」にも強いニーズがあることもわかった。

築年数が多いと、リフォームの意向も高まる

トイレに関する調査では、築年数10年未満の戸建て住宅の約1割にタンクレストイレが設置されているという結果に。温水洗浄便座の設置率も8割を超える結果となった。また、トイレは「常に清潔に保ちたい」と考える人が多い一方、「掃除が面倒」と考える人が多いことも明らかとなった。今回の調査では、女性だけでなく比較的若い男性層でも「掃除が面倒」と回答する割合が高く、同社は男性がトイレ掃除をする機会が増えてきたからではないかと見ている。

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