JR東日本ウォータービジネスは6日、"落ちないキャップ"を採用したナチュラルミネラルウォーター「FROM AQUA(フロムアクア)」~谷川連峰の天然水~ を発売する。9日まで、東京近郊の150駅で約15万本のサンプリングも実施している。

「フロムアクア」で採用された"落ちないキャップ"。くるっと回して「カチッ」と音がするところで止めることにより、キャップを持たずに飲めるようになった

同社はSuica・PASMOなども利用可能なエキナカ自販機をプロデュースしており、「フロムアクア」で採用される"落ちないキャップ"も、エキナカ自販機に搭載されたSuica決済端末VT-10を通じて収集された自販機POSデータ(単品別販売時間や購買履歴、属性など)をもとに採用された。

自販機POSデータを分析した結果、「フロムアクア」は電車に乗る前に購入され、移動中に飲まれることが多い。その一方で、飲む間にキャップを落とした経験を持つ人も多く、同社はここに着目。「フロムアクア」の新コンセプトを「持ち歩きたくなる水」とし、国産ペットボトルミネラルウォーターとして初めて、"落ちないキャップ"を採用した。現時点での女性購入割合が30%であることから、女性にも買ってもらえるデザインをめざし、おしゃれでかわいいパッケージに一新されている。

2月20日から3月9日まで、東京近郊の150駅周辺で駅頭サンプリングも実施しており、サンプルを提供する際にアンケートも依頼。715名(男性351名、女性364名)から回答があり、"落ちないキャップ"について、「便利だと思う」と答えた人は全体の75.3%、女性限定だと78.6%になったという。

リニューアルされた「FROM AQUA(フロムアクア)」~谷川連峰の天然水~ は、JR東日本のエキナカ自販機「acure(アキュア)」をはじめ、NEWDAYSやKIOSKなどでも発売される。価格は500mlが110円、280mlが100円。なお、次世代自販機や、山手線電車内などに設置されたトレインチャンネルにて、"落ちないキャップ"の使い方を紹介した動画も展開するとのこと。