2012年4月よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送開始となる『坂道のアポロン』(原作 / 小玉ユキ、小学館「月刊フラワーズ」連載)。今月23日に「第57回 小学館漫画賞」受賞が発表され注目を浴びる中、アニメ制作スタッフと第1弾PVが公開された。

TVアニメ『坂道のアポロン』は2012年4月よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送開始予定

■TVアニメ『坂道のアポロン』ストーリー概要
1966年初夏。高校一年生の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀からひとり、親戚のいる九州へ引っ越してきた。それまで優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、"札付きのワル"と恐れられる破天荒なクラスメイト・川渕千太郎との出会いが彼を変えていく。
千太郎を通じて知ったジャズの魅力、そして初めての「友達」と呼べる存在。仲間と奏でる音楽がこんなにも楽しいなんて!
千太郎の幼なじみで心優しいレコード屋の娘・律子、ミステリアスな上級生・百合香、憧れの兄貴分、淳兄……。
アメリカの文化漂う海辺の街を舞台に、友情・恋心・音楽がまぶしく交錯する青春群像劇!

今回のアニメ化にあたり、監督は、『カウボーイ・ビバップ』では"ジャズ"を、『サムライチャンプルー』ではヒップホップをアニメーションと融合させるなど"音楽"への強いこだわりをみせる渡辺信一郎氏、音楽は『カウボーイ・ビパップ』や『マクロスF』など数多くのアニメ音楽のほか、映画、ドラマ、ゲームなど幅広いジャンルで活躍する音楽家・菅野よう子氏、キャラクターデザインは『天空のエスカフローネ』や『Paradise Kiss』を手掛けた結城信輝氏がそれぞれ担当。数々のジャズの名曲とともに、高校生たちの「友情」「恋心」「音楽」が瑞々しく描き出される。

■原作者・小玉ユキ氏のコメント
この漫画をアニメ化するにあたって、これほど贅沢な組み合わせはないと断言できる位、最高のスタッフに恵まれました。幸せ過ぎて胸が苦しいです。映像と音楽がどんなコラボレーションを見せてくれるのか、ただただ期待するばかりです。

■監督・渡辺信一郎氏のコメント
実は原作ものの監督をやるのはこれが初めてです。漫画を読んで、これは自分がやるべき作品と思いました。原作の持ち味をうまく生かしつつ、小玉先生とセッションをするような気持ちで作っていきます。

■キャラクターデザイン・結城信輝氏のコメント
小玉さんの作品が元々好きで読んでおりましたので、自分が手がけることになり驚きです。ファンの方のイメージを壊しはしないか心配ですが、頑張ります!

■音楽・菅野よう子氏のコメント
青春で、ジャズ。こういう作品を、私が、一番待っていました。原作から聴こえる音を演奏してくれる若き天才ミュージシャン達の、生命の鼓動を、ぜひ聴いてください。

さらに、4月からの放送開始に先駆けて、第1弾PVが早くも公開された。PVでは、千太郎の力強いドラムの即興演奏をバックに、繊細なタッチの薫・千太郎・律子のメインキャラクターが登場。薫・千太郎が出会う貴重なシーンも一足早くチェックすることができる。

TVアニメ『坂道のアポロン』第1弾PV

TVアニメ『坂道のアポロン』は2012年4月よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送予定。

■TVアニメ『坂道のアポロン』おもなスタッフ
原作 / 「坂道のアポロン」小玉ユキ (小学館「月刊フラワーズ」連載)◆監督 / 渡辺信一郎◆脚本 / 加藤綾子・柿原優子◆キャラクターデザイン / 結城信輝◆総作画監督 / 山下喜光◆音楽 / 菅野よう子◆アニメーション制作 / MAPPA/手塚プロダクション
(C)小玉ユキ・小学館/「坂道のアポロン」製作委員会