タニタは21日、カジュアルダイニングを展開するきちりと業務提携し、レストラン事業を展開することで合意したと発表した。その旗艦店舗となる「丸の内タニタ食堂」を、2012年1月に丸ノ内国際ビルヂングにオープンする。

同食堂はタニタ社員食堂のコンセプトを忠実に再現したメニューを取り揃えているだけではなく、業務用の体組成計を備えたカウンセリングルームも設け、常駐する管理栄養士など(営業時間内)がアドバイスを行うサービス(無料)も提供する「新業態のヘルシーレストラン」(タニタ)。

また、利用シーンに合わせてレイアウトをフレキシブルに変えられるようにし、さまざまなイベントに対応できるスペースとなっている。当面、同店舗以外の出店計画はないが、将来的にはチェーン展開も視野に入れ検討していく方針という。

「丸の内タニタ食堂」完成予想図

タニタによると、店舗の特徴は三つ。一つは、単なるヘルシーな食事を提供する場としてではなく、独自のヒーリング音楽やアロマテラピーなどを組み合わせ、癒やしや活力を生み出す空間を提供。

もう一つは、フロアレイアウトをフレキシブルに変更でき、イベントなどさまざまな用途に活用できること。三つ目は、業務用のマルチ周波数体組成計「MC-980A」を設置したカウンセリングルームを設け、計測とともに常駐する管理栄養士など専門家による相談が受けられることとなっている。

また、提供するメニューは2品。1品はタニタ社員食堂で提供している日替わり定食を、もう1品は丸の内タニタ食堂独自のスペシャル定食を週替わりで提供する。いずれも栄養バランスに配慮し、1定食当たり500kcal前後、塩分は3g前後としたタニタ食堂のコンセプトを忠実に再現するために、運営も配膳・下げ膳は原則としてセルフサービスといったスタイルを採る。価格は日替わり定食が800円(消費税込み)、週替わり定食は900円(消費税込み)を予定している。

所在地は東京都千代田区丸の内3-1-1 丸ノ内国際ビルヂング地下1階。営業時間は午前11時~午後3時(土曜・日曜、祝祭日は休業)となっている。