皆さんPCでこんにちは! スマホでこんばんは! とまあ、いろんな状況で見られているかと思いますが、「デパートの屋上、略してデパ屋探訪」は2年ほど前に全10回ほどひっそりと連載をしていた、タイトル通りデパートの屋上をのんびりレポートするコーナーです。このたび、ある事情で広島に出張に行くことになったので、それを機会に編集部におねだりしてコーナーの復活を希望したところ、太っ腹の編集者からOKが出まして、このように出張編として奇跡の復活を遂げました。めでたい! マイコミジャーナルの「ジャーナル」は当然、ジャーナリズムであるからして、当サイトは報道媒体でありますが、残念ながら当コラムには報道性は皆無です。夕方のニュースショーや、新聞の地域面には毒にも薬にもならないレポートがありますが、このコーナーはそのようなものの一つです。はい。

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そごう広島店(広島・基町)

この壁が"鯉のうろこ"のイメージ

というわけで広島の中心部、紙屋町のそごうにやってきました。広島という街はなかなかのデパート激戦区で、広島を本拠地とする「福屋」が市街地と、広島駅前に2店舗、同じく中国地方を本拠地とする「天満屋」が3店舗、それに全国区のそごう、三越が1店舗づつ。店舗数だけを見ればどちらかと言えば地元密着系が優勢だが、そんななかで、1974年オープン以来地元民に愛されている広島そごうにお邪魔したのは、壁面のデザインが"鯉のうろこ"をイメージしているという話を聞いたからだ。

さて、なぜ"鯉のうろこ?"と思った方に説明しておきます。広島と言えば、広島カープ。カープは日本語で鯉と言う意味。どうして広島は鯉に執着するかと言いますと、元々は広島城があった場所の住所が「鯉」という地名であったことから、広島城は鯉城と呼ばれ、鯉は広島のシンボルとなったというのが真相。ただ街を歩いているだけでも、こうやって少しずつ物知りになっていけるのも、散歩の醍醐味ですね。では、さっそく中に入ってみましょう……続きを読む。