――アフレコを重ねていくうちに、自分として成長できたと思う部分はありますか?

「最初はお芝居をすることだけでいっぱいいっぱいだったんですけど、だんだん登場人物が増えていく中で、相手のお芝居を受けて演じるということができるようになってきたと思います。いろいろなパターンのお芝居を経験することで、自分の芝居はこうしてみようといった余裕も少しずつ出てきたので、そのあたりが成長できたところではないかと思っています」

――演じていて苦労した点はありますか?

「やはり最初は緊張もあって、声が上ずったりしたんですよ。すごく意識はしていたはずなのに、実際にオンエアを観ると、ちょっと女の子っぽいなと思うところもありました。掛け声もけっこう最初は頼りない感じでしたね」

――ジョーイはけっこう叫びますよね

「叫ぶんですよね。最初のころはちょっと頼りない感じもあったのですが、だんだんと、たとえば『ヒーローマン、アタック!!』などの掛け声も自分のものになってきて、しっかりと声が出せるようになってきたと思います。音響監督さんからは、『腹筋をしたほうがいいよ』っていうアドバイスもいただきました」

――お腹から声が出せるようにということですね

「そのおかげもあって、だんだんと力強い声が出せるようになってきたという実感もありますし、それがジョーイの成長ともリンクできていたらいいなと思います」

――ヒーローマンとは目で会話をするといった感じですが、そのあたりの演技も難しかったのではないですか?

「そのあたりの呼吸も徐々にですがうまくこなせるようになってきたと思います。演じているうちに、ヒーローマンのお茶目な部分が垣間見えるようになってきて、そこも毎回楽しみにしていました(笑)」

――おそらくオンエアはスクラッグ編のピークを越えたあたりになっていると思うのですが、今後の観どころなどを教えていただけますか?

「ジョーイの視点から言いますと、技のバリエーションがどんどん増えていきますので、アクション的な部分に注目していただきたいですね。あとは、新しいキャラクターが登場して、そこから派生する新しい問題に立ち向かっていくストーリーなど、ますます手に汗握る展開になっていきますので、そこにもぜひ注目してください」

――小松さん自身として、今後の目標はありますか?

「せっかくアニメのお仕事に足を一歩踏み出せたので、これからもっとたくさんの作品に関わっていきたいですね。あと、アニメ以外でも吹き替えなどに挑戦したいですし、とにかく声のお仕事をもっと頑張っていきたいと思っています」

――今回は男の子役ですが、女の子だったらどんな役を演じてみたいですか?

「女の子だったら、テンションの高いキャラだったり、ちょっとワルっぽい役だったり、2面性のあるキャラクターだったり……。とにかくいろいろな役にどんどんチャレンジして、演技の幅を広げていきたいです」

――それでは最後に『HEROMAN』を観ているファンの方へのメッセージをお願いします

「『HEROMAN』は、これからますます面白くなっていきます。ジョーイの成長やリナとの関係、そしてヒーローマンとのラブラブな、じゃなくて(笑)、相棒としての信頼関係にも注目して観ていただけたらと思います。8月には『HEROMAN』のBlu-ray&DVDも発売されますので、ぜひそちらもよろしくお願いします」

――ありがとうございました



Blu-ray & DVD Vol. 1は2010年8月18日リリース

現在、テレビ東京系6局にて毎週木曜夕方6時より好評放送中のTVアニメ『HEROMAN』だが、2010年8月18日には、Blu-ray&DVDのVol. 1がリリースされる。Blu-ray、DVDともに「初回限定版」には、キャラクターデザインのコヤマシゲト氏が描き下ろした3巻収納用BOXほか、小松未可子のインタビュー映像など、豊富な特典が用意される予定となっているので、注目しておきたい。

タイトル HEROMAN Vol.1
収録話数 第一話 BEGINNING ビギニング、第二話 ENCOUNTER エンカウンター (2話収録)
発売予定日 2010年8月18日 品番 【Blu-ray】
VWBS1117 (初回限定版)
VWBS1126 (通常版)
【DVD】
VWDS2050 (初回限定版)
VWDS2068 (通常版)
価格 Blu-ray 4,935円
DVD 3,990円
発売元 ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) B・P・W / ヒーローマン製作委員会・テレビ東京