「変ゼミ」に属するメンバーの変態性を、包み隠さず描き出すOAD『変ゼミ』。原作第4巻限定版に付属し、7月23日に発売

7月23日に限定版OAD(オリジナルアニメーションDVD)付き『変ゼミ』第4巻が講談社より発売となる。『変ゼミ』は「モーニング2」(講談社刊)でTAGRO氏が連載するマンガ作品。大学のなか、特異な嗜好を持ったものたちが集まるゼミ「変ゼミ」を舞台に、彼らの変態性や恋を描いて人気を博している。今回そんな本作が、単行本限定版に付属のOADとしてアニメ化! 原作から3本のエピソードを収録し、キャラクターたちの変態性を堪能できる、見どころ満載の内容となっている。本作は限定生産となり申込みは終了済だが、書店などでの購入は可能。ぜひアニメで変ゼミメンバーたちの変態性に触れてみてほしい。

メインキャスト陣が語るOAD『変ゼミ』の魅力

そして、発売に向けアフレコも順調に進行中! ということで今回は、OAD『変ゼミ』より松隆奈々子役の花澤香菜、武蔵小麦役の石田彰、水越美和子役の高口幸子、市河菱靖役の森訓久、田口イエスタディ役の白石稔、蒔子=グレゴリー役の河原木志穂、飯野堅治役の松山鷹志といった7名のキャスト陣が語った作品の魅力を紹介しよう。

■花澤香菜 (松隆奈々子役)
原作はエッチな部分も多いですが、読んでいるうちに「これがアニメになったらどうなるんだろう?」と楽しみな気持ちになりました。松隆はコムギ先輩が好きで変ゼミに入った女の子です。ゼミのなかでただひとりだけ普通の女の子なので、みんなの変態行為にツッコミを入れていくのが楽しかったです。また、そんな彼女が飯野教授にいじめられるシーンがお気に入りです(笑)。笑いどころが盛り沢山のアニメなので、きっと楽しめると思いますよ!

■石田彰 (武蔵小麦役)
変態ばかりが出てくる内容でいて、こういう作品がタブー視されずに受け入れられる土壌があるんだなと思いました(笑)。自分が演じる武蔵は、様々な変態性を兼ね備えた、オールマイティーな変態です。もう彼については、変態であることが普通だと思って見ていただくしかないですね。でも武蔵たちだけでなく、変態性っていうのは、みんな持っているものだと思います。普通はなかなか大っぴらにできないその変態性を「変ゼミ」のキャラクターたちが、代わりに見せてくれています。原作の持っている「変態」という武器を、しっかりと捨てずにアニメ化されていますので、きっと楽しんでいただけると思います。

■高口幸子 (水越美和子役)
原作は、エッチなんだけどそれをエッチに感じないぐらいにすさまじい内容です。驚いたというより、感激してしまいました(笑)。演じた水越は変態度も高いのですが、なんでも受け入れてストレートに突っ走ってしまったりと、純粋なんだと思うんですね。なので彼女を変態的にも輝かせつつ、女の子な部分もしっかり見せてあげたいと思いました。アニメで「こんな変態性もあるんだ」というのを楽しんでください。

■森訓久 (市河菱靖役)
初めて原作を読んだときは過激なシーンにカルチャーショックを受けました。しかしそんな本作と、キャラクターたちの変態性を徐々に受け入れていっている自分に、びっくりしています(笑)。市河は引きこもりだったりと、変態としては意外に普通なので、視聴者が一番受け入れやすい変態キャラだと思います。原作を初めて読んだときのビックリ感を、市河を演じるなかで表現していければと思っています。ぜひアニメを見て、自分の新しい変態性を発見してください。ただ、人に迷惑掛けない変態行為に止めてくださいね(笑)。

■白石稔 (田口イエスタディ役)
原作の帯に「変態しかいない」って書いてあったのですが、読むと本当に変態しかいなかったです(笑)。田口は破滅願望のある変態で、ダメ人間度が高めのキャラクターです。普段は強ぶっているけど本当は気が弱いという部分が自分と似ていて、楽しく演じさせていただきました。収録では多くの変態性に触れ、終わったときには、なにか自分を解放したような、そんな感じになっていました(笑)。これを見て少しでも共感する部分ががあれば、あなたも間違いなく変態であると思います。ぜひ自分の変態性を探りつつ楽しんで下さい。

■河原木志穂 (蒔子=グレゴリー役)
私は自分のことを、結構変態なほうだと認識していたんですね。しかし原作にはまさに本物の変態ばかりが出てきて、自分の変態性が甘いと実感しました(笑)。蒔子は、そんな変態たちの輪の中からちょっと外れたところにいるキャラクターです。なので収録では、彼女のキャラクターを掴むのが大変でしたね。登場するのは変態ばかりですが、みんな生き生きとしていて、「人生楽しそうだな」と、ちょっとうらやましく感じました。変態性を解放すれば人生が楽しくなるということを、教えてくれる作品です(笑)。

■松山鷹志 (飯野堅治役)
おじさんが若い頃は、変態というのはこそこそするもんだったんだけどな(笑)。自分には子供が2人いるのですが、こういう変態性が普通になったのかと、ちょっと恐ろしいものを感じています。飯野は言葉責め好きのドSですね。変態性のある人は松隆が飯野たちに追い詰められる様を楽しめるし、逆に変態ではない人は、松隆に感情移入しながら楽しめると思います。この作品から学べることは多いと思うので、ぜひ楽しんで下さい。

(下段左より)水越美和子役の高口幸子、武蔵小麦役の石田彰、松隆奈々子役の花澤香菜、蒔子=グレゴリー役の河原木志穂、(上段左より)田口イエスタディ役の白石稔、飯野堅治役の松山鷹志、市河菱靖役の森訓久

(C)TAGRO・講談社/「変ゼミ」