日本郵船は15日、同社グループの郵船クルーズが運航する客船「飛鳥II」の最上級客室であるロイヤルスイートの全面改装を行ったと発表した。同船の大規模な客室改装は2006年の就航以来初となる。

「飛鳥II」船体画像 撮影 : 中村庸夫

今回の改装では、ロイヤルスイート室内のレイアウトを全面的に改良。ダイニングエリアとリビングエリアの開放感ある空間はそのままに、上品な色合いの寝室をリビングエリアと完全に区分けしたことで居住性が高まったという。また、バスルームにはシャワーブースと別の洗い場を新たに設置したほか、室内の段差をなくすことで車椅子利用者の環境を改善したとしている。

新ロイヤルスイートリビング

新ロイヤルスイート寝室

このほか、同船では4月以降出発のクルーズより、ロイヤルスイートおよびアスカスイート利用者専用のダイニングルーム「プレゴ」(席数 : 19テーブル38席、夕食のみ)でのディナーサービスを開始する予定。