次期NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(2010年3月29日放送スタート)に主演する女優の松下奈緒と相手役の向井理が19日、舞台となる東京・調布の深大寺で初のロケ撮影に臨んだ。

雨の中、深大寺でのロケーション撮影に挑んだ松下奈緒(右)と向井理

この日のロケでは、ヒロイン・飯田布美枝役の松下と布美枝の夫・村井茂を演じる向井が制作発表以来初めて顔を合わせた。深大寺は初めてだという松下は「凄く広いですね。今日は朝からこちらにいて、清々しい気持ちになりました。頂いたお蕎麦はのどごしが良くて大好きになりましたね。今度は甘い物にトライしてみようかな(笑)」とすっかり気に入った様子。久し振りの再会となる共演者の向井に「ようやくお父ちゃん(向井)に会えたという感じ(笑)。今日は淡い初恋のような気分で、初恋の人という思いでずっと向井さんのことを見ていました」と笑顔を見せた。

また、物語では向井と夫婦役を演じるが、理想とする夫婦像については「時間じゃないと思いますよ。密度が大事」と松下。「空気のような存在でも相手のことがちゃんとわかるような夫婦になれたらいいと思います」と話していた。

撮影されたのは、来年5月1日放送予定の一コマ。1961年2月に布美枝が茂と初デートで、布美枝が茂に深大寺を案内するシーンだ

原作者で水木しげるの妻・武良布枝さんも撮影現場に訪れた