全日本空輸(ANA)は12月1日から、国内線の手荷物のルールを改定する。新しいルールでは、一人あたりの機内持ち込みは10Kgまで、預け入れがエコノミークラスは20Kgまで、プレミアムクラスは40Kgまでが無料の範囲となる。

また、預け入れ荷物の無料制限を超えた分は超過料金となるが、上限が現在の45Kgから100Kgまでに拡大される(ただし、1個あたりは32Kgまで)ほか、従来の3個までの個数制限が廃止になる。

さらに、機内持ち込みの手荷物のサイズは、100席以上の機体の場合で3辺の合計が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、100席未満の機体の場合で同100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)と、国内全航空会社間で統一される。

なお、預け入れの場合は現在の50cm×60cm×120cm以内から3辺の合計が203cm以内に変更される。

その他、超過分の料金体系を刷新。東京(羽田)~大島間など一部の短距離路線を除いて、基本は全国一律の料金となり、1~10Kgが2,000円、以降10Kg単位で1,000円が加算される。また、2席分以上の予約が必要な大型の楽器や絵画などの運賃は、プレミアムクラスで1万7,000円、エコノミークラスで1万円(一部路線は5,000円)で原則統一される。