JTBはこのほど、旅のアンケート「たびQ」にて「温泉」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。調査は8月3日~8月10日の期間にインターネット上で行われ、有効回答数は2,126となっている。

「1年にどれくらい温泉に行きますか」
提供:JTB

最初の問いとなる「1年にどれくらい温泉に行きますか」では、「1~2回」が26%と最も多く、「2~3回」(18%)、「3~4回」(17%)、「5回以上」「0~1回」(ともに14%)が続く結果となった。「10回以上」と答えた人も10%に上るなど、合計で85%の人が1年に1回以上温泉に行くと回答しており、「日本人は温泉好き」という評判を裏付ける結果となっている。

温泉に行きたい時期をたずねた問いでは、「冬」(32%)と「秋」(22%)が、「春」「夏」(ともに2%)を大きく引き離す結果に。その一方で「季節は特に関係ない」とした人が40%と最も多く、季節に関係なく「疲れたときに行きたい」という回答が多数寄せられるなど、温泉に癒しを求めて出かける人の多さが窺える結果となった。「温泉を決める判断材料」では、「温泉地(温泉街)の魅力」(23%)と「地理条件(近い・遠い)」(20%)が1位と2位に。旅館や食事などの条件以上に、温泉そのものが重要な要素となっていることがわかった。また、1年に複数回出かける人が多いこともあり、地理条件も重要な判断材料になっているようだ。

「おすすめの温泉地はどこですか?」の質問では、103票を獲得した「箱根(神奈川県)」が1位。おすすめの理由として「近いから」が挙がるなど、首都圏エリアから便利に行ける地理的条件も人気の要因となっているようだ。以下、2位「草津温泉(群馬県)」(99票)、3位「城崎温泉(兵庫県)」(53票)、4位「下呂温泉(岐阜県)」(50票)、5位「有馬温泉(兵庫県)」(47票)と続いている。「草津温泉」は「泉質がよい」という意見が多く、「城崎温泉」は「外湯めぐり」に人気が集まったとのこと。「肌がつるつるになる」という「下呂温泉」、「近いから」という理由が目立つ「有馬温泉」は、関西エリアからの人気が集まったとしている。