【人々】愛嬌たっぷり、温かい島の人たち

ロタ島の人たちは、日本人観光客に対してとても温かく接してくれる。島を歩くと、子どもたちが車に手を振ってくれたり、初対面の人でも、気さくに話しかけられる。「おじいさんが日本人だから、僕も東京には2回行ったことがあるんだ」「裸足で歩くとサンゴが痛いだろう。私のサンダルを貸してあげるよ」等々…。ロタ島は第一次大戦後に日本の統治下であった時期があるため、沖縄などから日本人が移植し、ロタ島の人たちと一緒に働いていたこともある。島に住んだ日本人のほとんどが民間人で、良好な関係を保っていたため、島の人たちの親日感情はとてもよく、日本人のハーフ、クオーターの人も多い。2、3日も滞在すると、もう気軽にあいさつを交わす顔見知りができてしまう。

気さくな島の人たち

海外旅行といえば、一般的にはスリや置き引きに常に注意しなければいけないものだが、この島だけは例外。島の人は誰も盗みは気にしなくてもよいだろう。仮に誰かが泥棒したとしても、島中の人がみな顔を知っているので、すぐにバレてしまうはずだ。島にいる間、あらゆるストレスから解放されて、波の音だけを聞きながらのんびりすることができる。

島で一番大きな村・ソンソン村を高台から見下す。自然と共存する穏やかな人々が目に浮かぶ