インターワイヤードが運営するネットリサーチ会社のDIMSDRIVE(ディムスドライブ)はこのほど、8月1日の「水の日」を前に、「水道水」についてのアンケート調査結果を発表した。調査は7月16日~7月21日にかけてインターネットにより実施され、10代から60代以上の男女、1万366人から回答を得た。

1問目となる「日頃、飲用や調理に使う水」をたずねる問いでは、52.0%の回答を得た「水道水をそのまま」が1位。次いで「水道水を浄水器に通したもの」(33.2%)、「ミネラルウォーターをそのまま」(26.4%)、「水道水を煮沸したもの」(14.8%)が続く結果となった。この結果を地域別に見ると、「水道水をそのまま利用する」の割合がもっとも高い「甲信越」では74.5%に達するのに対し、もっとも割合の低かった「九州・沖縄」は44.6%と、地域により大きな違いがあることがわかった。

「日頃ご自宅で、飲用・調理などで水を使うとき、どのような水を使っていますか?」

また、飲用だけに用途を絞った「水道水をそのまま飲んでいますか」の問いでは、「水道水だけをそのまま飲む」と回答した人は18.8%と大幅に減少し、「水道水をそのまま飲むことは全くない」の28.0%を下回る結果となった。

「水の"味"と"安全面・衛生"へのこだわり」についての質問では、「味のこだわり」が「ある」と答えた人が49.2%なのに対し、「安全・衛星へのこだわり」が「ある」と回答した人は64.8%。「おいしさ・安全・価格」のうち重視する順番を問う質問でも、「1番重視する項目」では、63.2%の回答を得た「安全」が1位。2位の「味」、3位の「価格」を大きく引き離し、「安全」を第一に水を選ぶ人の多いことを示す結果となった。

その一方で、「水道水をそのまま飲まない理由」としてもっとも多い回答を得たのは「おいしくないから」。水道水の「味」に対する質問でも「おいしい」と回答した人は29.3%にとどまっている。水に対する"意識"としては「安全性」を重視しつつ、実際に水道水を飲んで感じているのは「安全性の不安」よりも「味の不満」であることがうかがえる結果となっている。