夏本番間近、日々紫外線がきつくなってきた。女性のみならず、男性も日差しの強さを気になっているのではないだろうか? 紫外線を浴びると日焼けを起こし、一度できるとなかなか回復しにくいシミなどの原因になるのは、周知のとおり。さらに、皮膚ガンの一因は、太陽光線による紫外線とも言われている。日本では、紫外線対策に無頓着な男性は多いが、紫外線が強いといわれる南半球では、健康への関心や知識が高く、男性も紫外線対策に熱心だという。そこで、今回は男性の健康と美のために、男性向けの紫外線対策グッズについて調べてみた。

「ビオレさらさらパウダーシートUVカット」(携帯用10枚入り、実勢価格約220円)

紫外線カットで一番手軽なのは、日焼け止めを塗ること。しかし、汗をかくと流れ落ちてしまい、塗りなおしが面倒だ。そこで、便利に使いたいのが、花王の「ビオレさらさらパウダーシートUVカット」(携帯用10枚入り、実勢価格約220円)。使い捨てのシートで汗を拭きとることで日焼け止めを塗る効果もプラスされ、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ。忙しいビジネスマンでも、信号待ち、待ち合わせなどのちょっとした時間にさっとふけばOK。汗をぬぐえて、肌もさっぱりするのがうれしい。

本格的に紫外線を防ぎたい人のためには、男性も持てる日傘なんてどうだろう。昭和24年創業の傘専門店リーベンは、男女兼用の日傘を各種販売している。傘の表面をシルバーコーティングしてあるこの日傘は、「UVカット率99%。遮光効果が大きく、熱エネルギーもシャットアウトするので、涼しい」(同社)とのこと。「UVカットラクラクミニ傘」(2,100円)はポケットにも入る小ささが便利、「UV晴雨兼用長傘」(2,780円)はゴルフのときにも重宝しそうだ。

「UVカットラクラクミニ傘」(グリーン、2,100円)

「UV晴雨兼用長傘」(先染チェック 2,780円)

「UV対策 ファッションTシャツみたいな腕カバーロング(2色)」(2,079円)

ゴルフといえば、腕の日焼けも悩みのタネ。半袖からむきだしになる腕がヒリヒリするし、半袖の境目がクッキリとついてしまい、見た目にもあまり「カッコイイ」とは言えない。ならば、女性がたまに街中でしているのを見かけるあの、日焼け対策腕カバーはどうだろうか。実は、ゴルフ界の新星・石川遼選手も、腕カバーで半袖から出ている腕をしっかり覆って紫外線対策をしている。コモライフが販売している腕カバー「UV対策 ファッションTシャツみたいな腕カバーロング(2色)」(2,079円)は、重ね着感覚で気軽につけられるデザインが話題。同社によれば、「うちの男性社員も、ゴルフのときに使っていますよ!」という。楽天などの通販サイトで男女兼用のものを購入できる。

実は、こうした直射日光を防ぐグッズを使っただけでは、紫外線対策は完ぺきではない。花王ソフィーナの専用サイト「春のスキンケアアドバイス」よると、紫外線にはA波とB波があり、A波は、「雲やガラスなども透過しやすく、曇りの日でも、室内にいても、それと気づかずに浴びてしまいがち」だそうだ。A波は肌の奥に蓄積されて、長時間かけてダメージを与えるので、営業などで1日中、自動車で移動しているビジネスマンは、ガラス越しに差し込む紫外線に注意したい。そこで、ウィンドウフィルムを貼るなどして対策をしてみてはどうか。

紫外線カットのガラスフィルムの施工・販売で30年の実績を持つサンリードは、運転席ドア1面7,000円から施工込みで請け負っている。「フィルムを貼ると、車内が涼しく感じる」という顧客がいるように、冷暖房の効果化も期待できそうだ。

ガラスフィルムの施工イメージ

このように紫外線対策グッズはたくさんある。「日焼けはカッコイイ」などと思い込まず、健康と美肌のために、この夏は男性も本格的な紫外線対策に取り組んでみてはどうだろうか。