健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

かぼちゃのレモン風サラダ

紫外線を浴びると体内に活性酸素が発生し、これがしみやしわを作る原因になるといわれている。活性酸素が皮膚組織を酸化させることで、皮膚から潤いや張りが失われるからだ。もし日焼けをしてしまったら、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂るようにしよう。今回お勧めしたいのは、このような栄養素を豊富に含むかぼちゃに、爽やかなレモンの酸味とごまの香ばしさをプラスした一品だ。

日差しを浴びて元気に育ったかぼちゃは、夏の紫外線から肌を保護するパワーを持っている。かぼちゃの黄色い果肉に豊富に含まれているβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わる。ビタミンAは皮膚や、皮膚の粘膜を覆う上皮組織の分化を促すため、肌の再生に欠かせないビタミンの一つといえる。また、かぼちゃに含有されるビタミンE量は、野菜の中ではトップクラス。さらにはビタミンCも豊富に含んでおり、抗酸化作用のあるビタミンEとビタミンCが活性酸素から皮膚を守ってくれる。ごまに含まれる脂質はβ-カロテンとビタミンEの吸収率を高めてくれる。

【症状】肌の不調
【栄養素】かぼちゃ:β-カロテン、ビタミンE、ビタミンC、ごま:脂質
【栄養価(1人分)】エネルギー:93kcal、β-カロテン:413μg、ビタミンC:39mg
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 かぼちゃ 100g
2 少々
3 レモン汁 1個分
4 しょうゆ 大さじ1
5 昆布茶 小さじ1
6 白ごま 大さじ1
7 みょうが(千切り) 1個
8 大葉(千切り) 6枚

作り方

(1) かぼちゃは種とわたを除き、千切りにする。これを熱湯に入れ、10秒ほどしたらザルに上げて水気を切る。その後、塩をふり、冷蔵庫で冷やしておく

(2) 3~6を合わせて、(1)、みょうが、大葉と和える

かぼちゃにもう一工夫を加えると

かぼちゃのアレンジメニューを紹介。まず、かぼちゃは蒸し器や電子レンジで火を通して柔らかくし、熱々のうちにマッシュする。そこへ塩こしょうと少量のマヨネーズを加えて味付けをしておく。スライスアーモンドやレーズンを入れたらサラダが完成。炒めたひき肉や玉ねぎを加えてパン粉を付けて揚げれば、かぼちゃのコロッケになる。

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。