オンライン旅行会社のエクスペディア ジャパンは13日、観光客の国別の評判に関するアンケート「エクスペディア・ベストツーリスト 2009」の調査結果を発表し、日本人が3年連続でベストツーリスト第1位の栄冠に輝いた。調査対象エリアはヨーロッパ、南北アメリカ、アジアパシフィックで、調査期間は6月10~23日。

調査は同社が持つ顧客ホテルリストから、ランダムに選ばれたホテル約4万軒のホテルマネージャーにメールで質問を送付する形で行われ、4,557軒から有効回答を得た。調査では、「行儀の良さ」「礼儀正しさ」など9個のカテゴリーについて、それぞれ「最良」(10ポイント)、「最低」(0ポイント)の国を選び、すべての評価をポイントに換算して総計した。トータルランキングは以下の通り。

「ベストツーリスト 2009」トータルランキング

順位 国籍 ポイント 順位 国籍 ポイント
1 日本人 71 14 ニュージーランド人 43
2 イギリス人 52 16 タイ人 42
3 カナダ人 51 16 ポルトガル人 42
4 ドイツ人 50 16 チェコ人 42
5 スイス人 48 19 イタリア人 41
6 オランダ人 47 19 アイルランド人 41
6 オーストラリア人 47 19 ブラジル人 41
8 スウェーデン人 46 22 ポーランド人 40
8 アメリカ人 46 22 南アフリカ人 40
10 デンマーク人 44 24 トルコ人 39
10 ノルウェー人 44 24 ギリシア人 39
10 フィンランド人 44 26 スペイン人 38
10 ベルギー人 44 27 フランス人 31
14 オーストリア人 43

ベストツーリスト第1位に選ばれた日本人は、「行儀の良さ」「礼儀正しい」「部屋をきれいに使う」「騒がしくない」「不平が少ない」の5項目で1位に選ばれたほか、「ベストドレス(おしゃれ)」が4位、「旅先での気前の良さ」と「チップの気前の良さ」が5位など、ほとんどの項目でランキング上位に入った。ただし「現地の言語を話す」でのみ、ワースト3位にエントリーされており、日本人が旅行先での言葉に不自由していることが判明した。

一方、ワーストツーリストの1位はフランス人で、以下2位スペイン人、3位ギリシア人との順になった。