世界50カ国以上で展開するホテル予約サイト「Hotels.com」が行った調査で、2008年10~12月の世界のホテルの宿泊料金が前年比で平均12%の値下げとなったことが明らかになった。

調査は同社が独自で開発したシステム"Hotel Price Index"により、世界1万2,500カ所6万8,000軒のホテルで宿泊客が実際に支払った料金をもとに算定。その結果、2008年度第4四半期(10~12月)は、世界平均で前年同期比の12%の値下げとなった。

地域別では、北米が前年比平均12%、ヨーロッパが10%、中南米が7%の値下げを記録。アジア太平洋地域の値下げ率は2%と小幅ながら、過去5年間の調査で初めて平均宿泊料が前年を下回った。

都市別では、ムンバイ(インド)が対前年比41%減となる、最大の値下げ率。以下、値下げ率はレイキャビック(アイスランド)の36%、クイーンズタウン(ニュージーランド)の35%、マニラ(フィリピン)の32%、ラスベガス(アメリカ)の31%と続いた。

同社社長のDavid Roche氏は「世界中でホテルがこれほど割安だったのは2004年1月以来初めてのこと。2009年は絶好の"旅行年"となるだろう」とコメントしている。