毛髪クリニック リーブ21(以下リーブ21)が主催するイベント「第9回 発毛日本一コンテスト」が19日、開催された。

同コンテストの流れは、脱毛を克服して自分の髪を取り戻した約500人の応募者の中から、書類審査を通過し、一次審査を通過した61名が祭壇。過去と現在の毛髪の状況を比較した写真とともに、簡単なプロフィールの紹介と自己PRが行われる。その中から12人が選出され、最終審査へと進む。最終審査は"エモーショナル審査"と称され、各候補者が発毛に至るまでの体験談や、その過程にまつわるエピソードなどが司会者や審査員からインタビュー形式で質問していき、その回答をもとに優勝者が決定されるとしている。

今回、会場での審査に登場した参加者は、下は6歳から上は75歳まで、年齢・性別も千差万別。中には外国人の予選通過者も含まれていた。

審査の合間には、リーブ21研究部研究開発課の研究員・都築啓晃氏が「リーブ21の発毛システムと研究部における毛髪への科学的アプローチ」と題して講演。毛髪の抜け変わりの毛周期に着目した、遺伝子レベルでの同社の研究内容の一部が明らかにされた。また、ゲストスピーカーとして祭壇した、慶應義塾大学医学部眼科教授の坪田一男氏は「眼から始めるアンチエイジング医学」と題して講演。科学的な観点から、老化に伴う各種疾病の治療法をアンチエイジングの視点で捉える独自の理論を展開した。

リーブ21研究員の都築啓晃氏

慶應義塾大学医学部教授の坪田一男氏

坪田氏によると、老眼や抜け毛、腰痛、各種疾患もすべて老化現象のひとつと捉えた場合、科学的操作でこれらを抑制することは可能だという。老化は食品でいうところの酸化であり、タンパク質が主成分である人間も、酸化ストレスを避けることや抗酸化物資を摂取することにより老化を防ぐことができると強調した。また、平均寿命が年々延びていることを引き合いに出し、「人類は既にアンチエイジングをして寿命を長くしてきたのでは? それならばもっと積極的に推し進めることもできるのではないか」と述べ、寿命を延ばす遺伝子操作の実験や染色体が発見されている先端医学の事例を紹介した。

同イベントには、リーブ21のイメージキャラクターを務める、歌手の和田アキ子とタレントの島田紳助も登場。公開の場に揃って登場したのは『歌のトップテン』以来20数年ぶりだという二人だが、発毛にまつわる息の合ったトークを展開。二人は「抜け毛には絶対発毛ですよね」と意気投合。「カツラと自毛とでは全然次元が違う」、「ヅラ(カツラ)は周りの人に気を遣わせて迷惑をかけるからダメ。やるなら発毛ですよ。ヅラは人に言えないけど、発毛は自慢できますもん」(島田)と太鼓判を押した。その他、芸能界の"毛"にまつわるエピソードが次々と暴露され、会場を大いに盛り上げた。その後、同コンテストの今年の優勝者は、千葉県在住の女性・牧かずみさん(仮名) と発表。副賞として賞金300万円が贈られた牧さんは「主人と家族に喜びの声を伝えたいです」と、受賞の喜びを語った。

和田と島田のトークショーの様子

審査員にはタレントのはしのえみ、高橋ジョージらが参加した

表彰式の様子。リーブ21代表取締役社長の岡村勝正氏から優勝賞品が授与された

リーブ21は、創業以来、"発毛"を専門としたクリニック。脱毛と発毛を遺伝子レベルで科学的に研究を重ね、失った髪を復活させるための施術を行っている。今回のコンテストの出場者からは「髪を取り戻したことにより自信も取り戻し、内面も明るくなった」、「野菜中心の食生活に変わり、身体も健康になった」と、発毛以外の効果を語る声が多く聞かれた。