国際的な高等教育情報機関である英・Quacquarelli Symonds(QS)が5月12日(現地時間)、2009年版の「アジア大学ランキング」を発表した。

同ランキングは、2004年から毎年発表されている「世界大学ランキング」のアジア版。研究や授業内容の質、卒業後の就職実績、国際性などをもとに評価される。

その結果、2009年の1位は香港大学。2位に香港中文大学、4位に香港科技大学が入り、上位5位までに香港勢が3大学占めるかたちとなった。

日本勢では東京大学が3位にランクイン。その他、5位に京都大学、6位に大阪大学、9位に東京工業大学が続いた。

一方、2008年10月に発表された「世界大学ランキング」では、東京大学は19位、香港大学は26位、香港中文大学は42位となっており、東京大学がアジアトップに立っている。

今回のランキングでも、東京大学は先行分野別のランキングでは、芸術・人文科学、生命科学、自然科学、社会科学、機械・情報技術のすべての分野でトップの座にある。しかし、学生数と教員数の比率や、留学生の割合など国際性での評価が低く、総合3位となった。