香港を拠点とし、世界36カ国・地域116都市を結ぶキャセイパシフィック航空は5日、日本就航50周年を記念し、都内で記者会見を行った。同社のトニー・タイラー最高経営責任者ジェームズ・ウッドロー日本支社長などが会見を行なった。会見には、同社のトニー・タイラー最高経営責任者ジェームズ・ウッドロー日本支社長のほか、歴代のユニフォームをまとった客室乗務員が登場し、花を添えた。

左からキャセイパシフィック航空ジェームズ・ウッドロー日本支社長、本保芳明国土交通省観光庁長官、トニー・タイラー最高経営責任者、クラレンス・タイ日本支社営業本部長、そして歴代ユニフォームを着用した客室乗務員たち

1959年7月4日に羽田空港へ初便を乗り入れたキャセイパシフィック航空は、今年で日本就航50周年を迎える。ウッドロー日本支社長は冒頭で「現在、厳しい状況にある航空業界では、各社が減便や容量を小さくする対策をほどこしているが、同社は2009年夏季スケジュールより、香港 - パリ、香港 - 上海、香港 - ジャカルタ線を増便していく」と報告。タイラー最高経営責任者は、「日本路線の減便は考えていない。羽田への定期便運航も今後の検討次第で可能であれば行いたい。我々は再び羽田へ戻りたいと思っている」と意欲を示した。さらに静岡空港や茨城空港など地方空港への乗り入れに関しては「需要面で、必要だと判断すれば就航させる」(ウッドロー氏)と述べた。

2009年3月29日からの増便詳細(時間はすべて現地時間、+1は翌日到着を意味する)

ゲストとして登壇した国土交通省観光庁長官の本保芳明氏は「現在の状況は非常に厳しい状況にあるなか、先に目をやると、来年は羽田空港の国際化、成田空港の第2滑走路延伸、上海万博といった大きなイベントが控えている。今後のキャセイパシフィック航空の成長を期待している」とコメントした。

同社は日本就航50周年を記念して、数字の「50」にちなんだ期間限定の正規割引運賃やアジア・マイルプレゼントなどのプロモーションも展開する。まず、東京・大阪・名古屋・福岡発香港行きのエコノミークラス正規割引運賃「50周年WEBスーパーはやトクん」を期間限定で販売。同航空の香港行きエコノミークラス正規割引運賃としては過去最安値(1名分換算)の2名5万円で提供する。2名が往復とも同一便の利用の場合に適用となり、2月9日から13日までに予約・購入、3月1日から15日までに日本発などの条件がある。また、主要旅行各社などで販売する同社のブランド商品「香港逃避行」のツアー参加者を対象に、「50」名につき1名に30,000アジア・マイル(日本/香港間エコノミークラス往復航空券に相当)を抽選で贈呈する。さらに、2月5日から3月31日までのキャンペーン期間中に、同社メールマガジン「CXスペシャルズ」の購読新規登録者の「50」名に同社オリジナル日本就航50周年記念マグカップを抽選でプレゼントする。これらの詳細は同社ウェブサイトに記載されている。