成田から飛行機で約4時間半。東洋と西洋の文化が混在する町・香港。特にこれからの時期は香港が最もきれいに着飾る、とても楽しい季節でもある。本連載では冬の香港を120%楽しむためのお役立ち指南をお伝えしよう。

香港の基礎知識

『香港』―。正式には中華人民共和国の特別行政区のひとつで「香港特別行政区」と呼ばれるこの街は、1997年7月1日以前はイギリスの植民地として栄えたアジアの世界都市の一つ。人口は約700万人。香港島、ランタオ島、九龍(新海)半島と南シナ海に面した小さな島々が集まった地域を「香港特別行政区」という。香港というと、真っ先に思い浮かべるのがショッピングという人も多いと思うが、国際都市として、観光地として、すばらしい景観と歴史を持つ街、それが香港なのである。

ビクトリアピークからの香港の眺め。高層ビルが建ち並び、観光だけでなく、アジアでのビジネスの中心地の一つとしても機能している

すでに町中ではウィンター・フェスタにむけて飾り付けが進行中。所々でイルミネーションで飾られた木々や建物を見ることができる

船上から眺める香港の街。様々なデザインの高層建築物が目を引く。平地が少ないことから土地を有効活用しているのだ

色々なデザインの高層ビルが建ち並ぶ香港の街。これらを見て回るだけでも非常に楽しい観光になる

香港ならでは"食"の魅力

香港での食事は基本的には2種類の傾向がある。一つは中華、そしてもう一つはイギリス領時代の名残でイングリッシュスタイルのレストランだ。もちろん、日本食や他国の料理も食べることができるが、香港らしさと言えば、この2つが代表格となるだろう。海に面していることもあり、海鮮料理は新鮮な魚介類が使用されており、レストラン内で水槽に入れてディスプレイされている場合もある。

本格中華料理はもちろん、気楽に食べられる火鍋など、様々なスタイルの中華料理が楽しめるのも香港の魅力に一つだ

本格的なイングリッシュスタイルの料理も体験できるのは香港ならではのこと。その日の気分で食べる料理を変えてみるのも良いだろう

冬の香港と言えば、「香港ウィンター・フェスタ」! !

観光地として見た場合、なんと言っても100万ドルの夜景と呼ばれるほど、夜景がきれいな街でもある。しかも、毎日夜20時からは、香港政府主催のギネスブック認定の「シンフォニー・オブ・ライツ」という音と光のファンタジックなイベントが行われる。同イベントでは、香港島のビルが協力し、レーザーやスポットライト、電飾による光のショーが堪能できる。これに加え、冬の香港ではもう一つ、忘れてはいけない大きなイベントがある。

「シンフォニー・オブ・ライツ」は天候に関係なく、毎日夜20時から約7分間行われる。香港に行ったら見逃せないイベントの一つだ

冬の香港の大イベント……と言えば「それって、バーゲン?」と、お思いの読者もいるだろう。もちろんバーゲンも魅力だが、大イベントは、11月28日~翌年1月4日まで、街中がまばゆいイルミネーションによってドレスアップされる「香港ウィンター・フェスタ」だ。

写真は2007年の行われた「香港ウィンター・フェスタ」のクリスマスイルミネーション。冬の香港はこういった演出でお祭り気分が盛り上がる

香港島セントラルのスタチュースクエアに高さ30メートルもの巨大クリスマスツリーが飾られ、年末のクリスマスシーズンを盛り上げてくれる。さらに、12月31日深夜には「ニューイヤー・カウントダウン」イベントもビクトリアハーバー沿いで行われる予定だ。

「食べる」「観光する」「買い物する」という3つのアクションが一度に楽しめる香港。年末や新年を華やかな香港で迎えるのも良いのではないだろうか?

さて、次回は香港の食についてオススメスポットを紹介していこう。

昨年のカウントダウンイベントでは、ビルに花火が仕掛けられ、ファンタスティックな光景がビクトリアハーバー沿いで展開された。今年のカウントダウンも期待大だ