「第1回したまちコメディ映画祭」が22日、東京・浅草で開幕し、雷門から浅草寺まで敷き詰められた480mのレッドカーペットを、山田優、山崎静代、哀川翔ら多くのゲストたちが練り歩いた。

左から、山崎静代、山田優、中別府葵

同映画祭は、萩本欽一、ビートたけしら日本を代表するコメディアンを生んだ浅草と、文化施設が集まる上野を舞台に、特別招待作品の6本のほか、国内外の新作・旧作コメディ映画を上映。コメディにまつわる各種イベントも開催される。浅草在住のクリエーター・いとうせいこうが総合プロデューサーを務め、日本のコメディと昔ながらの下町・浅草と上野をアピールしていく。

レッドカーペットには多くのゲストが登場。オープニング作品『劇場版 カンナさん大成功です!』で主演した山田優、山崎静代、中別府葵の3人は多くのファンからの歓声を浴びた。山田は「映画初主演の作品でオープニング作品に選ばれて幸せです」と笑顔。山崎も「下町っていいなと思いました。おばちゃんがいっぱいいて、私のことを憧れの目で見てましたね(笑)。皆さん、温かかったです」と感想を語った。総合プロデューサーの伊藤も「お客さんとの距離がこんなに短いレッドカーペットは初めてじゃないでしょうか。世界に通用する作品がこの映画祭から出ると確信しています」と手ごたえを感じていた様子だった。

浅草寺の本堂前でゲスト一同が記念撮影。周囲は溢れんばかりの見物客で埋まっていた

その後、浅草公会堂で行われたオープニングセレモニーでは、創設されたコメディ栄誉賞の授賞式が行われ、俳優の小沢昭一が受賞。得意のハーモニカと歌を披露した。

同映画祭は24日まで開催される。

「第1回したまちコメディ映画祭」フォトレポート

『デコトラの鷲/祭りばやし』に主演した哀川翔

初監督作品『コナ・ニシテ・フウ』を引っさげて登場したデーモン小暮(右)と、琵琶奏者の友吉鶴心

台東区民代表として出席した内海桂子(右)と林家いっ平

たいとう観光大使として出席した浅香光代

『ライラにお手上げ』のボビー・ファレリー監督(右)

コメディ栄誉賞を受賞した小沢昭一

全身整形を施し、恋に仕事にと前向きに奮闘する女性を描いた『劇場版 カンナさん大成功です!』からは山田優、山崎静代、中別府葵が登場

総合プロデューサーのいとうせいこう。「この映画祭を盛り上げてくれる人々とともに成長していきたい」と意気込みを