10月26日に東京の阿佐ヶ谷ロフトAにて、TVアニメ『のらみみ2(に)』のトークイベントが開催された。

「のらみみ」は居候キャラのらみみを中心に、様々な家庭のなかでの子供たちとの出会いを描くコメディ作品。現在『のらみみ2』が、CBCにて毎週水曜日深夜1時29分より、TOKYO MXにて毎週日曜日 夜23時30分より放映中

今回のイベントは「のらみみ」シリーズを愛してやまない、ラジオパーソナリティの鷲崎健、お笑いコンビ・はりけ~んずの前田登、インターネットラジオ・音泉のプロデューサー・やまけんの3人が、アニメ本編を鑑賞しながらトークを繰り広げるというもの。トークイベントは3カ月連続で開催される予定で、今回がその第1回目。それでは、多くの「のらみみ」ファンが詰め掛けたイベントの模様をお伝えしよう。

「のらみみ」好きを公言する、前田登(左)、鷲崎健(中央)、やまけん(右)の3人。軽妙なやり取りで、会場に詰め掛けたファンを盛り上げた

会場では『のらみみ2』の第3話までが上映され、なかでも大きな反響があったのは第1話のエピソード「ちるちるさくら」。のらみみと居候先の少年の出会いと別れを描いた、涙なしには見られない1作だ。会場のファンも、その展開がわかっているだけに、上映開始直後から目頭を熱くする人の姿も見られ、上映が終われば会場は拍手の嵐。壇上の3人も「これ最終回でしょ!」(やまけん)、「15分間でこれだけ泣かせられるとは」(鷲崎)、「こんなエピソードを第1話に持ってくる作品ないですよ」(前田)と、まさに大絶賛のエピソードとなった。

普段のコントのなかでも「のらみみ」ネタを織り交ぜたりするほどである前田。「今日は大好きな『のらみみ』のイベントなので、苦手なお笑いの話をしないで済む(笑)」

「のらみみ」に声優としても参加した鷲崎は、この日が誕生日。「35歳の誕生日を『のらみみ』ファンと迎えられて最高です!」

トークライブ開催のきっかけは、3人それぞれが『のらみみ』を絶賛していたのが始まりと語るやまけん。「『のらみみ』ラジオを勝手にやろうかと思ったぐらい(笑)」

ギャグ回として盛り上がったのは、第3話の「みずあめプレーボール」。のらみみたちが野球で対決をするエピソードだが、それはアニメ「のらみみ」とは思えないほどのスポ根展開が描かれていく内容だ。かわいい姿のキャラが魅せる熱い展開にやまけんからは、「ほかの野球作品のファンに、絶対『なんだこれは』と思われる(笑)」という声が漏れたほどで、会場からも終始笑いが絶えなかった。またそんなエピソードのなかでも、野球として作画の動きで魅せるシーンもあり、キャラの動作に「いい動き!」(やまけん)、「かっこいい!」(前田)という声が上がっていた。

またイベントでは「のらみみ」キャラクター談義も。それぞれに昨今の萌えキャラとはまた違った魅力があると語るなか、やまけんが「あまのじゃくキャラのシナモンを見ても、1回もツンデレだと思ったことはない(笑)」と語り、ファンからも大きな笑いが起きていた。そこから話題は、妖怪キャラ・ドッタリ君に。鷲崎が「あの顔に感動させられる自分が憎い(笑)」と切り出せば、会場からも賛同の声が聞こえた。

イベントの最後には、原作・原一雄のサイン入り台本をかけてのジャンケン大会を開催。壇上のやまけんからは「あげたくねー!(笑)」という声も

トークイベント第1回目を、見事に盛り上げてくれた3人。「第3回までトップスピードでいくので、ぜひ見に来てください!」

大盛り上がりとなった、トークライブ第1回。壇上の3人と会場に集まったファンが、しっかりと「のらみみ」の面白さを共有できたイベントとなった。第2回のライブイベントは第1回と同じ鷲崎、前田、やまけんのメンバーで、11月24日の昼12時30分より阿佐ヶ谷ロフトAにて開催予定。ぜひ一度「のらみみ」ワールドに浸りにきてほしい。

『のらみみ2』DVD第1巻パッケージはこちら。初回生産版にはキャラクターシールを封入し、11月21日に5,040円で発売予定

(C) 原一雄・小学館/「のらみみ」製作委員会