アメリカン航空はこのほど、2012年~2018年の間にボーイング787-9型機「ドリームライナー」42機を購入していく計画を発表した。また同航空では、最大58機の同機を購入する権利も有し、2015年~2020年にかけて受け取る予定となっている。

燃料効率約20%向上のボーイング787-9型機「ドリームライナー」

ドリームライナーの最大の特徴は、現在使われている同クラス機材と比べ、燃料効率が約20%向上している点。同航空の親会社であるAMRコーポレーションにおいて、会長であり、社長兼最高経営責任者を務めるジェラルド・アーピー氏は、「ボーイング787型機(ドリームライナー)は、燃料やメンテナンスコストの削減、環境負荷の軽減に一役を担い、長期間にわたり業界をリードする商品やサービスを提供するという私たちの目標を支えてくれるでしょう」と評価するコメントを出している。

また、貨物搭載能力が最大45%増加しているところも注目したい。同機では、最大290名を乗せることができ、最大8500海里の連続飛行が可能だ。これは、同航空が就航するすべての路線で運行可能だということになる。

そのほか内装にもこだわり、さらに大きくなった窓やゆとりある空間の収納スペースなど、乗客のニーズに沿った機能を搭載するとしている。