6月7日公開の映画『ザ・マジックアワー』の完成披露会見が14日、東京・六本木ヒルズで行われた。三谷幸喜監督をはじめ、佐藤浩市、妻夫木聡、綾瀬はるか、深津絵里ら出演者がレッドカーペットを歩いて登場した。

レッドカーペットを歩く佐藤浩市(左)と妻夫木聡

三谷監督が「今までの日本映画にはない新しいジャンルの映画になりました」と自信をもって完成させたという『ザ・マジックアワー』(作品の詳細についてはこちらの記事を参照)。"ノンストップコメディ"というキャッチコピーが掲げられ、三谷監督ならではの"笑い"が満載の映画に仕上がっているという。会見では、出演者がMCから作品を見た感想を求められ「絶対に不愉快な気持ちにならない不思議な映画」(佐藤浩市)、「ロケとセットが一体となっていて素晴らしいんです。一体どこの街なんだろうって不思議な感覚に陥りますね」(小日向文世)、「不思議な感じのする映画」(戸田恵子)と"不思議"というキーワードが頻出した。

一方、綾瀬はるかと深津絵里は口を揃えて「監督の演出が細かい」と三谷監督の並々ならぬ意気込みを感じさせるコメントを。すると、佐藤は「頻繁に演者のところに駆け寄ってきて『次はこうやってくれ』と指示されるんですけど、監督の顔が『面白いことを思いついた』と笑いを堪えた顔をしてやって来るんで、やむを得ず演じましたね(笑)」と笑わせた。

ポケットに仕込んであったカラフルな紙細工を突然出して観客を驚かせる三谷監督

渋さが光るベテラン陣。演技派たちがしっかりと脇を固める

「監督のイメージ通りはまらないとなかなかOKが出ないんです。厳しかったですね」と綾瀬

佐藤が喋ろうとするところを三谷が割って語りだし「あなたに聞いているんじゃない」とツッコミを入れる佐藤。息もぴったり?

会見中は、随所で佐藤につっこまれながらも、三谷監督は「佐藤さんは笑いに造詣が深い人。以前より佐藤さんのコメディーをやりたかったんです。面白いことをやってくれると確信してましたが、想像以上のことをやってくれました」と佐藤を絶賛していた。

『ザ・マジックアワー』は6月7日より全国東宝系でロードショー