食材宅配サービスを行うタイヘイはこのほど、メタボリック症候群に関した美容・健康意識アンケートを実施した。調査期間は3月14日~17日で、全国の20~50代の既婚女性500名(回答者の平均年齢は39.5歳)を対象に行った。

「理想のスタイル・体型を100%とした場合、現在のあなたの体型は何%ですか?」との質問に「100%」と答えたのは全体のわずか1.2%。平均が「55.6%」で、「20%未満」との回答は10.8%と1割以上という結果となった。現在の体型が理想とはほど遠い現実が浮き彫りとなったと言えるだろう。

「理想のスタイルになれるとしたらいくらまで支払えますか?」との問いではじき出された平均金額は「3万8,714円」。最高額は「100万円」で、美のためならお金を惜しまないという主婦たちの美容意識の高さが伝わる結果となった。

現在のスタイルを維持、または美容・健康のために使っている額(月単位)
図版提供:タイヘイ

一方、「夫が理想のスタイルになるためにはいくらまで支払えますか?」との質問には「21,340円(平均)」となり、主婦自身の平均額と比較すると差額は17,374円という結果に。また夫が理想スタイルになるための最高額は「50万円」で、夫よりもまずは自分がきれいになりたいとの思いが金額に反映されていると言える。

さらに体型維持への実際の投資額について「現在のスタイルを維持するために、現在いくらくらい使っていますか(月単位)?」と尋ねたところ平均額は「10,636円」となり、理想の体型までとはいかなくてもせめて"現状維持"をと毎月少なからずお金を費やしている現状がわかった。

「(自分のことを)メタボだと言われて一番つらい相手は?」の問いで最も多かったのは「夫(30.6%)」。この割合は本来メタボであると診断する立場の「医師」の13.8%に比べて2倍以上だ。医療的な見地から診断されるより、身近な人に「メタボ呼ばわり」されるのが主婦にとっては一番精神的にこたえることが分かった。とはいえ「夫」と答えた割合は20代で50.0%であったのが50代では13.3%と年代を重ねるに連れて低下し、結婚年数が多いほど夫の異性としての目を気にしなくなる傾向が裏付けられた。

メタボと言われて一番つらい相手は?
図版提供:タイヘイ

そんな夫を念頭に「あなたの夫はメタボだと思いますか?」と尋ねたところ、40.6%もの回答者が「夫はメタボだと思う」と回答。夫がメタボだと感じる瞬間については「入浴前後および着替え中(57.6%)」、「飲食しているとき(29.6%)」となり、さらに39.4%は常に夫をメタボだと思っているなど、世の妻から夫は厳しい視線を向けられていることがわかった。

全体としては夫がメタボだと認識しているものの、まずは自分のメタボを解消したいと考えている既婚女性が多いという結果となっている。