純粋なカスタムショップとはちょっと雰囲気が違うのがメーカー系のカスタムショップだ。ホンダ系の「無限」、トヨタ系の「トムス」、日産系の「ニスモ」などがそうだが、本来はレースへの参戦やレースパーツの開発が主ともいえ、一般向けのカスタムのレベルが高いのも当然といえる。

今回のオートサロンで特にチカラの入っているのが無限だ。「F154sc」はホンダの「フィット」をベースにスーパーチャージャーでチューニング。足まわりやブレーキも強化し、"リトルモンスター"をコンセプトに仕上げたモデル。また「シビック」をベースにカーボンパーツで軽量化を施したモデルや、「S2000」ベースのコンプリートカー量産試作モデルなども展示していた。

ニスモは日産ブースの一画に展示。本物のレースマシンが中心だが、「ティーダ」のエクステリアやサスペンションなどを変更した「Sチューン プロト」も展示していた。メーカー系ではないが、ロータリー車のチューニングで有名なのが「RE雨宮」。びっしり手の入ったRX-7などを誇らしげに並べていた。

無限のコンセプトモデル「F154sc」。フィットをリトルモンスターに

無限の「シビック 無限RR Experiental Spec. 」

無限の「S2000 Pre-Production MODEL」

ニスモの「ティーダ S-tune PROTO」

RE雨宮のRX-7。フロントはボディキットを組み込んでいる

こちらもRE雨宮のRX-7