私は小学生のころ、「おニャン子クラブ」に憧れ、松田聖子ちゃんにもなりたい! と思っていました。中学生になってもアイドル熱は覚めやらず、岡田有希子ちゃんもかわいいな~とか、浅香唯ちゃんにもなりたいと髪型も唯ちゃんカットにし、学校には『スケバン刑事』のヨーヨーを持って振り回していたっけ。

みんながBOØWYや尾崎豊とか言ってるときに、なぜか、かわいいアイドルに心トキメいていた私。だって、歌もキャッチーで歌いやすいし、LINDBERGの渡瀬マキちゃんなんか、アイドルのときから歌が上手かったから憧れていました、おこづかいでドーナツ版のシングルレコードを買い、カセットテープに何度も繰り返し同じ歌を入れて「パワープレイ」しながら、覚えるまでず~っと聴いていたな。今では考えられないけれど、当時のアイドルはお姫様のようなヒラヒラドレスを身にまとい、アイドルになるとあ~んな派手なドレスを普段から着ていられるんだと本気で思っていました。

歌うことは元々大好きだったので、アイドルの歌を口ずさみながら、「あれぐらいなら私にも歌えるんだけどな~。アイドルってどうやったらなれるんだ?」なんて密かに思ってもいたり。とにかくかわいい女の子、キャッチーな歌、ヒラヒラドレスに憧れていたあの時代。それとはまた方向性も違うけれど、自分も歌を出すことができたってことは我ながらよかったなと思います。

そんなことを思い出したのには実は理由があって、最近、80年代のアイドルCDを聴いているからなのです。懐かしいナンバーが勢ぞろいで、荻野目ちゃんの「ダンシングヒーロー」なんて流れた瞬間から、一緒に歌詞が自然に出てきました。そういえば中学生のころ、よく「荻野目洋子ちゃんに似てる」なんてのも言われた記憶も(笑)。

それにしても中学生だった当時の私は、歌詞の内容もよくわからないまま歌っていましたが、こうしてオトナになって再度聴いてみると、めちゃリアルで過激な詞の内容にあらためてびっくり。私の大好きだった岡田有希子ちゃんの「くちびるNetwork」の歌詞もある意味、過激な内容なのでみなさん、ぜひ確認してみてください。

さらに、岩崎良美さんの「タッチ」や、飯島真理さんの「愛・おぼえていますか」なども聴いて、これまた感激&不思議な気持ちにもなりました。歌手としてデビューして、まさか当時パワープレイしていた大先輩とご一緒にお仕事する機会に恵まれ、同じステージで歌うことができるなんて、本当にすごいことだなと感じています。20年以上経っても色あせずに記憶に残る歌ってすばらしいですよね。

そういえば先日、電車の中吊り広告で、当時アイドルだった人たちのポスターを見ました。みなさん40代になってもキレイでかわいくて、びっくり♪ 一昔前は40代なんて言ったらオバハンの域に達していたわけですが、本人の意思やメンテナンス、気持ちひとつでいつまでもキレイでいられるのだなと実感。私も『機動戦艦ナデシコ』の主題歌でデビューしてから、来年で15年になりますが、80年代のアイドルCDとポスターで勇気をいただきました。あ~、カラオケに行きたくなってきた(笑)。それでは、また次週お会いしましょう♪
See you soon love xx.

40代もキレイなアイドル(?)でいられるようにと、密かに思ってみたり。オイドルより(笑)