白島線(9号線)の八丁堀電停にて発車を待つ1915号「鞍馬」

近年は最新の超低床車両の導入が進む広島電鉄だが、かつては国内外から譲渡された車両が多数活躍し、「動く電車の博物館」「路面電車の博物館」と呼ばれたことも。1900形は元京都市電の車両で、現在は各車両に京都にちなんだ名前が付けられている。白島線(9号線)では、「鞍馬」と命名されたラストナンバー1915号が活躍していた。

白島線は長らく白島~八丁堀間の折り返し運転のみとされてきたが、2月15日より紙屋町方面への乗入れが実現。白島~江波間の電車が平日7往復、土日祝日6往復設定され、うち平日・土日祝日ともに4往復が新型車両1000形での運行となる。

列車情報

広島電鉄 1900形

基本情報

元京都市交通局の車両で、製造年は1957(昭和32)年。その後、1978(昭和53)年の京都市電廃止にともない、広島電鉄が購入した。現在も同社の単車では最も多い15両が活躍しており、「東山」(1901号)、「桃山」(1902号)、「舞妓」(1903号)など、各車両に京都にちなんだ名前が付けられている。車体前面の屋根の両サイドに取り付けられた前照灯と、車体中央のオレンジのラインが特徴。