201系や103系が走る大阪環状線。将来的には新車投入も計画されているそう

2011年にリニューアルされた大阪駅に、大阪環状線の電車が到着。「オレンジ色の201系」といえば、かつては中央線快速のイメージだったが、最近では大阪環状線の電車のイメージも強い。大阪駅の近未来的な駅ビルと、国鉄時代をほうふつとさせるオレンジ1色の通勤電車が好対照をなしている。

車両情報

JR西日本 201系

基本情報

201系は国鉄時代の1979(昭和54)年に開発された直流通勤形電車。中央線快速に試作車が投入された後、1981年から量産車が製造され、首都圏の中央線快速と中央・総武緩行線のほか、京阪神の通勤路線にも同車両が投入されたという。サイリスタを使用した電機子チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを実現して省エネルギー化を図った。制御系の無接点化などにより、メンテナンスフリーにも大きく貢献したとされる。

長く中央線快速の顔として活躍したが、E233系への置換えにともない、2010年までに引退。JR東日本で最後まで残った京葉線の車両も、2011年6月までに引退した。一方、JR西日本では現在も大阪環状線や桜島線(JRゆめ咲線)、関西本線(JR大和路線)などで活躍中。2008年に開業したおおさか東線でも主力車両となっている。