そして最新シーズン3は、舞台を東南アジア・タイへ。監督のマイク・ホワイトは「精神性と死生観を描きたい」と語り、リゾートの華やかさの裏に“生きること”そのものを見つめる深みが加わっています。
話題を集めているのが、BLACKPINKのリサの参加。タイ出身の彼女がこの作品に登場すること自体が象徴的です。欧米中心だった世界にアジアの視点が差し込まれ、シリーズがいっそうグローバルで立体的なものになっています。
リサが演じるのは、不安と期待のあいだで揺れる等身大の若者。このシリーズが描いてきた特権階級の物語に現実的な温度が差し込みます。
“厄介な人”も人生のスパイス
『ホワイト・ロータス』を観ていると、自分のまわりの厄介な人たちが、少し違って見えてきます。みんな誰かに認められたくて、守りたくて、怖くて——そうして不器用にぶつかり合っているものです。
誰かを「苦手」と感じるその裏には、自分にも似た弱さがあるのかもしれません。そう思えた瞬間、人間関係の景色が少し変わってくることがあります。厄介な人も、人生のスパイスのひとつ。“面倒くさい”を笑いに変える力が、このシリーズにはあるのです。
悩みを忘れるためではなく、人間の面倒くささを愛でるために観るドラマ。それが『ホワイト・ロータス』だと思います。職場でも家庭でも、誰かに疲れた夜は、この“諸事情だらけ”の楽園で少しだけ自分を解放していただけたら。他人の騒動を眺めて笑っているうちに、気づけば自分の心も、少し軽くなっているはずです。
-

『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル シーズン1』
(C)2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.
全3シーズンU-NEXTで独占配信中